日本通信、6月14日発売の「b-mobile WiFi3」にSIMロック、急遽出荷を停止
2013.06.14
Updated by Naohisa Iwamoto on June 14, 2013, 20:07 pm JST
2013.06.14
Updated by Naohisa Iwamoto on June 14, 2013, 20:07 pm JST
日本通信は2013年6月14日、同日に発売するとしていたモバイルルーターの「b-mobile WiFi3」の出荷を停止したと発表した。6月10日に発表したb-mobile WiFi3は、SIMロックフリーであることを特徴の1つとしていたが、製品にSIMロックがかかっていたため。
b-mobile WiFi3は、90gと軽量なLTE対応のモバイルルーター。LTEでは、800M/1500M/2100MHz帯に、3G(HSDPA/HSUPA/W-CDMA)では800M/2100MHz帯に対応し、幅広いネットワークで利用できる。日本通信はSIMロックを「利用者を不当に縛るもの」としてSIMロック解除を一貫して推進しており、今回のb-mobile WiFi3もSIMロックフリーであることを発表時にうたっていた。
ところが、発売日の6月14日になってメーカーから、当該の製品にNTTドコモのSIMロックがかかっていると報告あったという。日本通信では「各メーカーは、これまで携帯事業者向けに、携帯事業者の意向のもとSIMロックをかけてきていることから、当社のメーカーもその流れに則ってきた結果」としている。日本通信は、出荷停止により短期的には業績へ影響が出る可能性がなくはないとしながらも、SIMロックがかかっている製品は出荷できないと判断し、この措置につながった。
正規のスペック通りのSIMロックフリーの「b-mobile WiFi3」の出荷について、日本通信では現在調整中とのこと。
【報道発表資料】
・WiFi3出荷停止、本来あり得ない理由で
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