KDDIとコロプラ、位置情報ビッグデータを活用した観光・地域振興の実証実験を実施
2013.07.18
Updated by Naohisa Iwamoto on July 18, 2013, 18:02 pm JST
2013.07.18
Updated by Naohisa Iwamoto on July 18, 2013, 18:02 pm JST
KDDIとコロプラは2013年7月18日、位置情報ビッグデータを活用した観光支援、地域振興のための実証実験を行うと発表した。実証実験は三重県伊勢市、埼玉県、徳島県の3自治体と協力して、7月18日から9月末にかけて実施する。
実証実験では、観光客の位置情報ビッグデータを基にして、移動や滞在の傾向を分析する。KDDIとコロプラの両社が培ってきた位置情報活用の経験やノウハウを利用し、位置情報ビッグデータを活用した観光振興計画の策定や地域経済活性化に取り組む。位置情報データは、利用に同意したauスマートフォンユーザーの情報を使う。KDDIが分析に必要な位置情報データのみを抽出し個人を特定できない情報としてコロプラに提供。コロプラがデータを統計的に分析して協力自治体に提供する。
具体的には、三重県伊勢市では市内の交通環境整備、滞在型観光推進を検討する。埼玉県では川越や秩父といった観光エリア間で周遊性の高い観光ルートの開発を検討するとともに、近隣の群馬県や新潟県との連携による観光の促進を図る。徳島県では、観光客の宿泊傾向・周遊状況を分析して可視化することで、広域・周遊型の観光誘客戦略を立案する。
【報道発表資料】
・位置情報ビッグデータを地方自治体の観光・地域振興に活用
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