9月13日、KDDIは「au新商品発表会」を開催した。9月20日から発売するiPhone 5s、iPhone 5cについて、料金プランが発表された。

800MHz対応でネットワークに自信

料金プランの発表に先立ち、auのLTEは800MHz帯、2.1GHｚ帯、1.5GHz帯の3つの周波数帯で展開しているが、既に報じられている通り、iPhone 5s、iPhone 5cは、従来iPhone 5が対応していた2.1GHz帯に加え、auがLTEのメインバンドとして位置付ける800MHz帯のLTEに対応する。プレゼンテーションを行った石川雄三取締役執行役員専務は「ダントツのLTE」と表現し、ネットワーク品質に自信を見せた。（ネットワークについての詳細はこちらの記事を参照）

パケット定額料金はLTEフラット（7GB）で5,460円（※LTEフラットスタート割（i）適用時）。スマートバリュー適用時には4,505円となる。従来のau 4G LTEと変わらない。

▼「800MHz帯LTE対応」を大きくアピール

iPhone 5ユーザー向け下取り施策を実施

既存ユーザー向けも施策として、端末の下取りを強化する。下取りはauポイントでの還元となる。下取り対象端末として、iPhone 5を加える。還元ポイントは64GBモデルが28,000円相当、32GBモデルが26,000円相当、16GBモデルが24,000円相当。iPhone 4Sについても下取り価格を改定する。新しい下取り価格は、64GBモデルが19,000円相当、32GBモデルが17,000円相当、16GBモデルが15,000円相当。また、機種変更時に、変更前の端末を家族が新規契約で利用する時に、2年間基本料金とデータ通信料金が0円になる「家族でスマホおトク割」の対象にもiPhone 5が追加される。

また、その他の料金面の施策としては、4G LTE対応スマートフォンと4G LTE対応タブレットをセットで利用する場合、タブレットを最大2年間月額1,050円で利用でき、9GBを両方の端末でシェアできる「データシェアプラン」を2014年春から提供する。

▼タブレットの利用料金は月額1,050円（2年間）。9GBをスマホとタブレットでシェアできる。

これに先立ち、2013年9月20日から、「先取り！データシェアキャンペーン」として、新規もしくは機種変更で4G LTE対応タブレットを購入し、キャンペーン専用パケット通信定額サービスに加入かつスマホセット割加入時に、月額1,050円で7GBまでデータ通信を利用できるキャンペーンを開始する。

なお、端末価格については記者発表会の時点では最終調整中。「本当にお客様にはご迷惑をおかけして申し訳ないが、予約開始時刻までにはWebなどで発表する」（石川氏）とのこと。また、在庫については、「潤沢に、とは言えないかもしれないが、従来に比べると早めにお届けできると思う」（石川氏）とのこと。また、iPhone 5sの事前予約を受けないことについては「アップルがそう明言しており、われわれはそのマーケティング方針に従う」と述べ、予約はおそらく9月20日以降に受ける形になると見通しを述べた。

5c、5sとも16GBモデルは実質0円（MNP、新規の場合）から（9/13 15:55　追記）

▼iPhone 5s 機種代金（報道発表資料より）

▼iPhone 5c 機種代金（報道発表資料より）

※パケット料金について、「LTEフラットスタート割（i）適用時」の注釈を追記しました。

【報道発表資料】
・au携帯電話の下取りプログラムの対象機種にiPhone 5を追加！ ～新機種への買い替えを強力サポート～
・「家族でスマホおトク割」キャンペーンの対象機種にiPhone 5を追加！
・「au +1 collection」iPhone 5s、iPhone 5c向け専用アクセサリが 続々登場！ ～100アイテムを超える充実のラインアップ～
・スマホとタブレットでデータ容量を分け合いおトクに利用できる 「データシェア」サービスの提供について