アマゾン（Amazon）で開発中とされる独自スマートフォン端末について新しい情報が伝えられている。これらの端末が、実際に市場に出るかどうかはまだわからないものの、興味深い機能がいくつか搭載される可能性があるなどとして、この話題が一部のブログで採り上げられている｡

今回の話の出所はHacker Newsに載った匿名の投稿で、これを伝えたTechCrunchによると、アマゾンでは2種類のスマートフォンを開発しており、そのうち上位機種にあたる「Smith」（コードネーム）には、前面の四隅にカメラを内蔵してユーザーの視線や頭の動きを追跡し、その動きに応じて表示する画面の内容を変える3Dのユーザーインターフェイス（UI）を搭載することも検討されているという。また、ユーサーが内蔵カメラで撮影した品物の画像を手がかりにその商品のAmazon.comでの価格を表示するための画像認識機能なども搭載が検討されているという。

いっぽう下位機種については、基本的な機能を持つスマートフォンと去れ、投入時期は早くて来年以降。OSはKindel Fireなどと同じ「FireOS」で、一部で可能性が指摘されている無料での配布にはならないという。

なお、アマゾンによる独自のスマートフォン開発については、今年5月にもWSJで関係者の話が報じられていた。

【参照情報】
・Insider's details about the Amazon Phone - Hacker News
・Amazon reportedly has two phones in the works, one with a 3D user interface - The Verge
・Amazon's Smartphones Detailed: 'Project Smith' 3D Flagship Model And A Value Handset With FireOS - TechCrunch
・Amazon Is Developing Smartphone With 3-D Screen - WSJ