止まらないPCの地盤沈下 – 第3四半期の出荷台数、前年から8％減少

止まらないPCの地盤沈下 - 第3四半期の出荷台数、前年から8％減少

2013.10.10

Updated by WirelessWire News編集部 on October 10, 2013, 11:20 am JST

今年第3四半期のPC出荷台数に関するレポートが、米国時間9日にIDCとガートナー（Gartner）からそれぞれ発表された。IDCでは同期のPC出荷台数が前年同期に比べて7.6%減少の8160万台、またガートナーでも8.6%減の8030万台としている。

IDCのレポートでは、メーカー別の出荷台数について、1位がレノボ（Lenovo）でシェア17.3%、2位がヒューレット・パッカード（HP）で17.1%、3位はデル（Dell）で11.7%となっている。この3社の出荷台数はいずれも前年同期に比べて増加。増加率はレノボが2.2%、HPが0.4%、デルが0.3%となったという。それに対し、第4位のエイサー（Acer）および第5位のエイスース（Asus）は、それぞれシェアを落としている（エイサーは前年同期比34.5%減、エイスースは34.1%減）。

なおガートナーの調査でも上位5社の順位は同じであったが、エイサーおよびエイスースの出荷台数低下率はそれぞれ22%程度とされている。

米国内のPCの出荷台数については、ガートナーが3.5%増にあたる1610万台、IDCが0.2%減の1640万台としており、市場シェアについては1位がHPで27%、2位がデルで21%、そして3位にはアップル（Apple）が13.4%で続いたと、ガートナーは指摘している｡

[Gartner]