フィンランドのBedditは当初、病院やクリニック向けに医療用睡眠センサーの提供を19か国で行ってきたが、このほど149ドルの消費者向け製品を開発した。USBで給電する薄いストラップのセンサーをベッドのシーツの下にステッカーのように貼って寝ると、心拍数、呼吸リズム、睡眠の深さ、いびきなど睡眠の質にかかわるデータを集めてBluetoothでスマートフォンに送り、分析して睡眠スコアを算出する。コーチングやガイダンスの機能もあり、ストレス管理にも利用できるという。
リストバンド型の活動量計(トラッカー)の中には、FitbitやMisfit Shineのように睡眠中にも腕に着けておくことで睡眠の質を測る機能を持つものがある。腕時計をしたまま眠る人なら気にならないかも知れないが、その習慣がない人には違和感があるだろうから、計測しようとして睡眠の質を落とすということにもなりかねない。
ベッドの下に敷くセンサーとしては、BAM Labs社のTLCなどがすでに存在するが、センサーの面積が広く、大がかりで、消費者向けというより医療機関向け。Bedditはやや高額ながら明らかに一般の消費者を狙った製品となっている。
【参照情報】
・Bedditのウェブサイト
・This sleep-sensing device wants to get in bed with you, but it won't cuddle
・Beddit Sleep Tracker Doesn't Require Wearable Tech
・寝るだけ睡眠センサー
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