モバイル・アプリの利用状況を追跡する米調査会社ロカリティクス（Localytics）から、先月発売されたアップル（Apple）「iPhone 5s」「iPhone 5c」のアクティベーション数に関するデータが発表されている。

このレポートによると、発売直後には、人気の点で「5s」に大きな差をつけられていたとされる「5c」の割合が、週を追うごとに徐々に高まってきており、とくに米国ではその比率が「5s」の半分強まで上昇しているという。またグローバルでも、「5s」が2.3に対し「5c」が1となっており、当初の3.3倍から少しずつ差が縮まっていることがわかる。

[Localytics]

最近米国のメディアなどでは、iPhone 5cの生産台数が35%引き下げられたいっぽうで、iPhone 5sは75％引き上げられた、などとする話が伝えられていた。ただし両機種の当初の生産予定台数などが不明のため、不透明な部分もいまだに多く残さっている。今週行われる同社の第4四半期（7-9月期）決算発表で、アップルが「5s」「5c」の販売比率を明らかにするかどうかが注目される。

【参照情報】
・iPhone 5c narrowing 5s' lead and what to expect from Apple's 10/22 iPad - Localytics
・Americans shift gaze to cheap(ish) iPhone 5c, rest of world slurps 5s bling - The Register
・Shocker: iPhone 5C sales starting to catch up to iPhone 5S (report) - VentureBeat