インターネットのドメイン名を管理する非営利法人ICANNは米国時間23日、インターネット上のドメイン一覧を管理しているデータベースに、新たに4つのトップレベルドメイン（gTLDs）を加えたと発表した。

ICANNは2011年、それまで「.com」「.net」などに限られていたトップレベルドメインの種類を拡大し、新たなトップドメインの取得を許可することを決定、翌2012年には新たなドメイン名の候補を募集していた。今回追加されたのは、この中から選ばれたおよそ1400のトップレベルドメインのうち最初の4つ。具体的なgLTDsは下記の通り｡

• شبكة - 「ウェブ」もしくは「ネットワーク」を意味するアラビア語
• онлайн - 「オンライン」を意味するロシア語
• сайт - 「ウェブサイト」を意味するロシア語
• 游戏- 「ゲーム」を意味する中国語

今回追加された4つのgTLDsはいずれも非ラテン文字言語のもので、ICANNの「言語や地域を超えたグローバルなインターネットの実現」という狙いを反映したものとなっている。ただし、これらのドメインが実際に使用されるようになるには、30日以上の期間が必要で。この期間中には、商標権者が自社名やブランド名を登録することが可能という。

なお、これまで認められていたトップレベルドメイン数は280個で、そのうち248個は「.jp」などの国別コードだという。

【参照情報】
・Biggest Expansion in Internet Names Starts - WSJ
・Internet begins its move beyond .com, .net, and .edu - CNET
・Internet Domain Name Expansion Now Underway - ICANN