モトローラ（Motorola Mobility）が10月下旬に発表していた「Project Ara」の関連で、3Dプリンターなどの開発を手がける米3Dシステムズ（3D Systems）と提携したことが米国時間22日に明らかになった。

「Project Ara」は、モジュラー型スマートフォンの実現を目標に掲げるオープンソース・プロジェクトで、ユーザーが自由に部品を選んだり、特定の部品だけをアップグレードしたりできるようにすることをなどを目指している。3Dシステムズはモトローラとの提携を通じて、高速な3D印刷・製造プラットフォームづくりなどを進めていくとしている。

Fierece Wirelessによると、「Project Ara」はモトローラの先進技術・プロジェクトグループが音頭をとって進めるプロジェクトだが、同部門を率いるレジーナ・デューガン（Regina Dugan、元DARPA長官）氏は、この提携について、プロジェクト実現のために高速かつ大量の製造を支える先進技術が必要などと説明。また3Dシステムズ自体も「Project Ara」用プラットフォームの完成後にはモトローラのスマートフォン用部品やパーツを製造する考えだという。

【参照情報】
・Google's Motorola signs hardware partner 3D Systems for Project Ara modular phone program - Fierce Wireless
・Motorola signs a manufacturing partner for Project Ara's modular smartphones - The Verge
・Motorola Taps 3D Systems to Help Make "Project Ara" Customizable Phone a Reality - AllThingsD