今年4月に「Firefox OS」を搭載する初のスマートフォンを発売していたスペインの新興企業ギークスフォン（GeeksPhone）が、新たに「Revolution」というスマートフォンを開発していることを現地時間27日に明らかにした。Android OSとFirefox OSの2つを搭載する製品として一部の媒体から注目が集まっている。

ギークスフォンでは「Revolution」の仕様や価格、発売時期など詳しい情報は明らかにしていない。いっぽうこの話を採り上げたGigaOMでは、同製品がAndroid OSとFirefox OSのいずれでも動作するものになると記している。またCNETでは、ギークスフォンがすでにリリースしているふたつの製品ーー低価格帯の「Keon」と中価格帯の「Peak」ーーよりも高速なプロセッサが搭載されそうなどと推測している。

ギークスフォンは今年4月に「Keon」と「Peak」という2つのFirefox OS搭載スマートフォンを発売しており、その後は上位機種にあたる「Peak+」を開発中とされていた。しかし今回、同社はPeak+の発売を断念し、同製品の予約注文者には「全額返金」「Revolutionの予約への切り替え」「20ユーロの返金とPeakの提供」のいずれかの方法で応じる考えを明らかにしたという。

Firefox OSで動作するスマートフォンは、アルカテル（Alcatel）ブランドの製品（中国TCL製）がドイツテレコム（Deutsche Telekom）から、またZTEの製品がテレフォニカ（Telefonica）傘下のモビスター（Movistar）からそれぞれ発売されている。また欧州時間28日には、ノルウェーのテレノール（Telenor）などからも対応端末が発売された。

【参照情報】
・Want Android and Firefox OS in one phone? Geeksphone has something lined up for you - GigaOM
・Firefox OS fan Geeksphone plans high-end Revolution - CNET
・Firefox OS smartphones launch in Hungary, Greece, Serbia and Montenegro, will debut in Asia next year - TNW