12月3日、イー・アクセスとウィルコムは、合併に関する基本合意書の締結を発表した。合併日は2014年4月1日を予定している。イー・アクセスを存続会社とし、ウィルコムを消滅会社とする吸収合併となる。合併契約の締結は1月下旬、合併承認の臨時株主総会は2月中旬となる予定。

合併後存続する会社は、イー・アクセスの契約数約 440 万とウィルコムの契約数約 570
万（いずれも2013年9月末現在）を合わせて 1,000 万以上のの顧客基盤を持つこととなる。イー・アクセスの無線事業、固定通信事業、ウィルコムの展開するPHS事業を引き継ぐと共に、スマートフォン分野に注力する。

合併後存続する会社の社長はエリック・ガン氏（現イー・アクセス代表取締役社長）、副社長は寺尾 洋幸氏（現ウィルコム 執行役員 営業統括 マーケティング本部長）を予定する。その他の経営体制、会社名、ブランドなどについては「決まり次第発表する」としている。

両社はいずれもソフトバンクのグループ会社であり、2013年1月17日からそれぞれの専売店である「イー・モバイルショップ」「ウィルコムプラザ」で相互に商品を取り扱うなど連携を進めていた。合併は、「さらに効率的に両社の有する経営資源を活用し、事業を拡大して
いくため」（報道発表資料より）としている。

【報道発表資料】
・合併に関する基本合意書締結のお知らせ（イー・アクセス）
・合併に関する基本合意書締結のお知らせ（ウィルコム）