エリクソン・ジャパンは2013年12月18日、KDDIのLTE無線システムとパケットコアネットワーク構築の主要ベンダーにエリクソンが選定されたと発表した。エリクソンがKDDIに無線アクセスネットワークを提供するのは初めてとなる。
KDDIはLTE無線システムとパケットコアネットワーク構築の主要ベンダーの1社としてエリクソンを選定し、エリクソンはRBS6000無線基地局をベースとしたFDD-LTEの無線アクセスシステムと、Evolved Packet Core(EPC)製品をKDDIに提供する。さらに、ネットワーク展開やシステムインテグレーションといったサービスの提供も行う予定があるという。
エリクソンによれば、同社は全世界で180件以上の無線アクセスネットワークとEPCネットワークを提供し、110以上のネットワークが商用で稼動している。KDDIは、エリクソンのグローバルでの実績とスケールメリットを生かしたネットワーク構築ができる。エリクソン・ジャパン代表取締役社長兼北東アジア地域責任者のヤン・シグネル氏は、KDDIのユーザーに対して「高いユーザー体験の提供や短期間で新技術導入ができるといったエリクソンのグローバルLTEソリューションのメリットを提供できる」とコメントしている。
【報道発表資料】
・Japan's KDDI selects Ericsson for LTE(英文)
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