フェイスブック（Facebook）のマーク・ザッカーバーグ（Mark Zuckerberg）CEOが、2月下旬にバルセロナ（スペイン）で開催される「Mobile World Congress 2014」で基調講演を行うことが明らかになった。

同CEOの基調講演は、「MWC 2014」の初日にあたる2月24日夜に予定されている。Mashableブログでは、『The Facebook Effect』の著者であるジャーナリストのデビッド・カークパトリック（David Kirkpatrick）氏との対談形式になるとしている。また講演のテーマは、どこからでもインターネットにアクセスできる環境を世界に広げていくことの重要性になるという。

フェイスブックは、昨年11月にMWCを主催する「GSMアソシエーション（ GSM Association：以下、GSMA）」に加盟したことが伝えられていた。また昨年8月には、エリクソン（Ericsson）、クアルコム（Qualcomm）、サムスン（Samsung）ノキア（Nokia）などとともに、Internet.orgを設立。新興国へのモバイル通信環境の普及を旗印に掲げる同団体では、現在インターネットへのアクセス手段がない世界の残り3分の2（の人々）にインターネットを提供することを目標として、「手頃な料金（でのサービス提供）」「（データ通信の）効率化」「ビジネスモデル（開発）」に関する取り組みを進めていくとしている。

[Mark Zuckerberg aims to put the entire world online - CNN]

今年のMWCの基調講演者の顔ぶれをみると、例年同様に大手通信事業者や通信機器メーカー各社のトップの名前が並んでいるなか、ザッカーバーグ氏とともにひときわ大きな扱いになっているのがIBMのバージニア（ジニー）・ロメッティ（Virginia Rometty）CEO。また意外に思えるところでは、ラズベリーパイ・ファウンデーション（Raspberry Pi Foundation）のランス・ホワース（Lance Howarth）CEO、ビットコイン・ファウンデーション（Bitcoin Foundation）のジョン・マトニス（Jon Matonis）理事の名前などもある。

いっぽう、以前にエリック・シュミット会長（Eric Schmidt）が登場していたグーグル（Google）や、スティーブ・バルマー（Steve Ballmer）CEOが登場していたマイクロソフト（Microsoft）については、いまのところ関係者の名前はみあたらない。

【参照情報】
・Facebook's Zuckerberg to Speak at Mobile World Congress - WSJ
・Zuckerberg to headline phone show Mobile World Congress - CNET
・Mark Zuckerberg to Deliver Keynote Address at Mobile World Congress - Mashable