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ノキア、ジュニパー・ネットワークスの買収を検討(独Manager Magazin報道)

2014.02.21

Updated by WirelessWire News編集部 on February 21, 2014, 15:18 pm UTC

フィンランドのノキア(Nokia)が通信機器メーカー大手の米ジュニパー・ネットワークス(Juniper Networks:以下、ジュニパー)の買収を検討しているとする独Manager Magazinの報道を受けて、ReutersやBloombergがこの話題を報じている。

こららの報道によると、ノキアの通信機器・サービス部門NSN(Nokia Solutions and Networks)のラジーヴ・スリ(Rajeev Suri)CEOは、昨年末に米国を訪れ、ジュニパー経営陣と両社の提携関係強化やNSNによるジュニパー買収の可能性などについて協議を行ったという。また、その後ノキア社内でも買収の可能性についての話し合いが行なわれたとされている。

ノキアは、マイクロソフト(Microsoft)への携帯端末部門の売却が今四半期中に完了する見通しで、これに伴いあわせて約74億ドルの資金を手にすることになる。ただし、ジュニパーの評価額は現時点で約140億ドルとなっていることなどから、ノキア側ではジュニパーの持つ約31億ドルの流動性資金を買収資金にあてる可能性もあるという。

ノキアは、アルカテル・ルーセント(Alcatel-Lucent:以下、アルカテル)のIPルーティング部門および無線通信関連部門の買収を検討していたものの、結局これを見送ったとする話が昨年末に報じられていた。ジュニパーの買収はこのアルカテル買収に代わる選択肢とみられ、買収が実現した場合には、NSNは米国市場で勢力を拡大できる可能性がある。

NSNは、携帯端末部門売却後のノキアで売上全体の90%以上を占めることになるが、エリクソン(Ericsson)やファーウェイ(Huawei Technology)といった上位企業と競争を進めていく上で、企業買収を通じた規模拡大や経営合理化などが必要と見られている。いっぽう、ジュニパーはヘッジファンドなどの株主からの要望に応えるかたちで自社株買い戻しや配当金支払いなどを実施する意向を明らかにしているとReutersは記している。

なおReuters記事では、NSNとジュニパーとの既存の提携がそれほど奏功していないことなどを理由に、両社の合併可能性は低いとするアナリストの見方も紹介されてる。

【参照情報】
CORRECTED-Nokia mulls buying Juniper, merging it with NSN - report - Reuters
Nokia Weighs Merging NSN Unit With Juniper, Manager Magazin Says - Bloomberg
Nokia prüft Zusammenschluss mit Juniper Networks - Manager Magazin(ドイツ語)

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