グーグル、ウェアラブル端末用OS「Android Wear」を発表

2014.03.19

Updated by WirelessWire News編集部 on March 19, 2014, 14:23 pm JST

グーグル（Google）が米国時間18日、スマートウォッチをはじめとするウェアラブル・デバイス向けのOSとなる「Android Wear」を発表し、その機能や特徴などの一部を披露した。また、同OSプレビュー版の入手などを希望する外部アプリ開発者向けに登録ページも公開している。

[Android Wear: Information that moves with you]

Android Wearは、Google Nowの機能をベースにしており、音声による質問や命令に対して、回答や関連情報を端末画面上にカード形式で表示する。またスマートフォン上のGoogle Nowと同様、ユーザーのメールの内容や位置情報などを元にして、旅客機のフライト情報や目的地までの渋滞情報など、ユーザーにとって重要と思われる情報を予想して表示する機能も備える。なお、対応端末に「OK, Google」と話しかけるだけで、音声認識機能が利用できるようになるという。

さらに、Android Wear端末では、消費したカロリーを予測するなど、フィットネス関連のデータを計測することも可能になるという。

グーグルでAndroid/Chrome関連の開発責任者を務めるサンダル・ピチャイ（Sundar Pichai）氏は、この発表のブログのなかで、有益な情報を（それが）最も必要とされる場面で提供できること、音声による質問・検索で簡単に知りたい情報が入手できること、エクササイズによって得られるフィットネス・健康関連データをリアルタイムで把握できること、スマートウォッチ経由でスマートフォンやテレビといった他の端末を利用できること、という4つをとくに重要な可能性としてあげている。

[Introducing Android Wear Developer Preview]