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ドコモ、音声定額とパケットシェアを軸にした新料金体系を発表

2014.04.10

Updated by Asako Itagaki on April 10, 2014, 18:56 pm JST

4月10日、NTTドコモは、時間および通話先に制約のない音声定額と複数回線でパケット使用料をシェアできる「パケットパック」をセットにした新料金体系「カケホーダイ&パケあえる」を発表した。5月15日から予約受付を開始し、6月1日からサービスを開始する。

▼新料金について説明するNTTドコモ 加藤 薫社長
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新料金体系の特徴は、「ライフステージに合わせて長く、お得にお使いいただける料金」であるとのこと。利用年数に応じて割引額が増加する「ずっとドコモ割」、25才以下のユーザーには基本料金を割引し、パケット利用量にボーナスをつける「U25応援割」、国内のどこにかけても時間制限なく基本料金内で通話ができる「カケホーダイ」、家族でもひとりでも、複数の回線でパケット使用量(パケットパック)をシェアできる「パケあえる」の4つが特徴となっている。

従来の料金プランは回線ごとに基本料金+通話料+パケット通信料という形になっていたが、新料金プランでは基本プラン内にかけ放題の通話料を含む。25才以下の場合は「U25応援割」として、基本料金から500円を割り引く。パケット通信料については、「パケットパック」として提供し、最大10人までの利用者でシェアできる。パケットパックを利用する回線のうち最も利用継続期間の長い回線の利用期間とパケットパックのデータ量に応じて、「ずっとドコモ割」として月額300円~2000円を割り引く。また、25才以下の契約者ひとりあたり1GBをシェアパックの利用量に加算する。

▼新料金システムの構成(説明会資料より)
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▼説明会で示されたシミュレーション例。4人家族で約7500円/月安くなるケースを例示(説明会資料より)
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料金プラン詳細

基本料金

※金額は2年間同一回線の継続利用が条件※
通話料を含む「カケホーダイプラン」、データ通信のみが可能な「データプラン」、フォトフレームやウェアラブル端末などの「デバイスプラン」の3つに大きく分かれる。カケホーダイプランはスマートフォン・タブレットが2,700円、フィーチャーフォンが2,200円。

データプランはスマートフォン・タブレットが1,700円、ルーター・データカードが1,200円。デバイスプラスは500円と300円の2種類があるが、どちらが適用されるかはデバイスによって決まっており、ユーザーは選択できない。

パケット利用料

一人で複数回線を使用しシェアする場合と家族でシェアする場合で異なる。一人用のプランとしては、データSパック(2GB)が月額3,500円、データMパック(5GB)が月額5,000円。家族(10人まで)でシェアする場合はシェアパック10(10GB)月額9,500円、シェアパック15(15GB)月額12,500円、シェアパック20(20GB)月額16,000円、シェアパック30(30GB)月額22,500円の4つが用意されている。

データ通信量が上限を超えた場合は、1GB1,000円単位で追加購入が可能。超過時に自動で追加する「スピードモード」と、町家時には128kbpsまで通信速度を落とし、必要に応じて追加購入する「リミットモード」をの2つのモードを無料で選択可能。

パケあえるでパケットをシェアする場合は、主回線でパケットパックを契約しておき、子回線は月額500円の「シェアオプション」を契約することで主回線のパケットパックを利用できる。

なお、らくらくスマートフォン向けには専用の「らくらくパック」(200MB 2,000円)が用意されているが、らくらくスマートフォンでシェアオプションを利用することはできない。また、法人用には、シェア可能な人数およびデータ量の上限が大きい法人用プランが別途設定される。

ずっとドコモ割

ドコモの継続利用が6年目以降(家族でシェアする場合)/11年め以降(1人でシェアする場合)は、パケットパック料金から利用継続年数とパケットパックのサイズにより割引を受けられる。

U25応援割

25才以下の利用者には、基本使用料から500円割引く。また、特典として、パケットパックの利用データ可能量にボーナスパケット1GBを追加する。

長期間利用者への配慮、無料通話へのニーズにこたえたプラン

説明会に登壇した加藤社長は、スマートフォンとタブレットの普及と共にサービスが多様化しており動画などのデータ通信量増加していること、またVoIPサービスの普及により音声についても安価なサービスへの需要が増しているという認識を示した。今回のプランは、そうした環境下における顧客からの「MNP競争が激化する中で、長期間ドコモを使っているメリットが欲しい」「FOMAであったような無料通話を含むプランが欲しい」「複数端末を効率的に使いたい」といった声をふまえて設定したとのことだ。

パケットパック利用回線ごとのパケット利用状況把握などについては、サービス開始までになんらかの形で提供したいとしている。また、ドコモのウェブサイトでは、新料金プランを利用する場合の簡易シミュレーションを提供している(「カケホーダイ&パケあえる」かんたんシミュレーション)。

VoLTEについては今年の夏からサービスを開始を予定しているとアナウンスされた。

なお、新プランの開始に伴い、Xiの既存プランおよび既存プランに関連する割引サービスについては、2014年8月末をもって新規受付を終了する。FOMAの既存プランについては、引き続き新規契約が可能となっている。

【報道発表資料】
新たな料金プランおよび割引サービスを提供開始 | NTTドコモ

【関連情報】
新料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」

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板垣 朝子(いたがき・あさこ)

WirelessWire News編集委員。独立系SIerにてシステムコンサルティングに従事した後、1995年から情報通信分野を中心にフリーで執筆活動を行う。2010年4月から2017年9月までWirelessWire News編集長。「人と組織と社会の関係を創造的に破壊し、再構築する」ヒト・モノ・コトをつなぐために、自身のメディアOrgannova (https://organnova.jp)を立ち上げる。