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電波は皆のもの

2014.04.04

Updated by Kenji Nobukuni on April 4, 2014, 10:30 am JST

Infocomm Media Masterplan(シンガポール政府のページ)
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さまざまな技術、周波数帯域、セルのサイズを組み合わせることで、モバイル・オペレーターが容量と効率を上げる方法として、Hetnet(ヘテロジニアスネットワーク)が注目を集めているが、あくまでも個々の事業者が自社のために導入するのが当然と見なされてきた。

そんな中、シンガポールは国としてナショナルHetnetを構築し、必要最小限の品質のサービスを国中で利用可能にしようという構想を描いている。2015年から2025年までの10年に渡る情報通信メディア・マスタープラン(Infocomm Media Masterplan)の一環で、すでにハイテク国家であるシンガポールを「スマート国家」に成長させるための基盤として、国家Hetnetが議論されているのだ。実現すれば国内のどのキャリアと契約していても、各社の3G、4GおよびWiFiネットワークをシームレスに利用できるようになる。

こうした構想はオランダにもあった。2012年のボーダフォンの数日間に渡る大規模障害を受けて、ネットワーク障害時に自動的に他社のネットワークにルーティングを変更し、ローミングするという実験が行われたことがあるそうだ。

【参照情報】
Infocomm Media Masterplan(シンガポール政府のページ)
S'pore mulls network auto-switching for uninterrupted mobile access
Singapore mulls national HetNet

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信國 謙司(のぶくに・けんじ)

NTT、東京めたりっく通信、チャットボイス、NECビッグローブなどでインターネット関連の事業開発に当たり、現在はモバイルヘルスケア関連サービスの事業化を準備中。 訳書:「Asterisk:テレフォニーの未来