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SDN、NFVの国内市場、データセンター向けは2014年に、キャリア向けは2016年に立ち上がりを予測--IDC Japan

2014.04.03

Updated by Naohisa Iwamoto on April 3, 2014, 18:22 pm UTC

IDC Japanは2014年4月3日、「SDN」(Software-Defined Network)および「NFV」(Network Functions Virtualization)の国内市場動向の分析結果を発表した。同社では、SDN、NFVは期待を抱く段階から、現実のネットワーク環境に適用する段階に入ってきていると見る。

SDN、NFVの市場で先行しているのはデータセンターSDNで、「OpenFlowブーム」や「SDNブーム」に沸いた2012年~2013年の期待感を持った時期から、2014年には一層の導入の本格化が進む時期に移行する。そして2017年には342億円市場になると見ている。IDC Japanでは、SDNの理解が市場で進んでいることの証左として、ネットワークの適応領域によって「SDN」の指し示す対象が使い分けられてきていることを挙げている。先行するデータセンターSDNでは、クラウドサービスのネットワーク機能を迅速かつ効率的に処理できるようにするための機能整備が進む。一方で、企業ネットワークSDNは、ネットワーク機器の一元管理と論理ネットワークの面的拡大の側面が強く市場で捉えられていると指摘する。

もう1つの分野であるキャリア(通信事業者)SDN、NFVは、データセンターSDNや企業ネットワークSDNより立ち上がりは遅れた。しかし、キャリアの次世代のネットワークインフラを支える手段のとして期待されているという。キャリアSDN、NFVの適用範囲は、現時点では特定分野に絞り込まれてはおらず、今後ユースケースの明確化や選別が進むとしている。

市場規模は、先行するデータセンターSDNが前述の通り2017年に342億3400万円に達すると予測する。また、キャリアSDN、NFVは、2016年以降の急速な立ち上がりを予測しており、2017年にはSDNが366億5600万円、NFVが560億4900万円に達すると見る。一方で、企業ネットワークSDN市場は、データセンターSDN市場の約4分の1程度の市場規模となると予測する。

【報道発表資料】
SDN、NFVに関する国内市場動向分析結果を発表

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。