グーグル第1四半期決算 – 売上・利益ともアナリスト予想にわずかに届かず

グーグル第1四半期決算 - 売上・利益ともアナリスト予想にわずかに届かず

2014.04.17

Updated by WirelessWire News編集部 on April 17, 2014, 12:22 pm JST

グーグル（Google）が米国時間16日、第1四半期の決算を発表した。検索広告のデスクトップからモバイルへのシフトが続くなかで、売上・利益ともアナリスト予想をわずかに下回る結果になったという。

同期の売上はパートナーへの支払いを除いた場合が122億ドルで、Bloombergのアナリスト予想123億ドルに届かなかった。パートナー支払分を含めた売上は154億2000万ドルで前年同期比19%増。いっぽう利益は34.5億ドル（一株あたり5ドル4セント）で前年同期の昨年同期の33.5億ドル（同4ドル97セント）から約3%増加。さらに営業経費が前年比23%増の113億ドルとなり、伸び率で売上のそれを上回ったという。

同社の主力事業であるインターネット広告事業では、クリック単価が前年比で9％下落したいっぽうで、クリック回数自体は同26％増加。デスクトップ向け広告に比べて単価の低いモバイル広告へのシフトがさらに進んだ影響とされている。またGoogle PlayやChromecastなどを含むその他の売上は15億5000万ドルで前年同期から48％増加したという。

同期には、モトローラ（Motorola）のスマートフォン事業売却やネスト（Nest）の買収など大型の取引が発表されたが、前者に関連するものとしては継続を停止した事業から損失として1億9800万ドルが計上されている。また、後者に関連して、ネストのR&D部門従業員の移籍などに伴い、研究開発費が21億ドルと前年の5億ドルから大幅に増えたことなども明らかにされている。

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