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飲食店向けにスマートフォンで簡単クレジット決済、「食べログPay」を提供開始

2014.05.16

Updated by Naohisa Iwamoto on May 16, 2014, 17:50 pm JST

カカクコムは2014年5月16日、同社が運営するグルメサイトの「食べログ」とEC決済事業を手がけるベリトランスが共同で、スマートフォンなどを使った飲食店向け決済サービス「食べログPay」を開始したと発表した。スマートフォンやタブレット端末にカードリーダーを挿すだけで、決済サービスが提供できる。

食べログPayは、飲食店におけるモバイル決済サービスの普及を見越して提供するクレジット決済サービス。店舗では、スマートフォンまたはタブレット端末に専用アプリをダウンロードし、食べログPayのカードリーダーをイヤホン端子に挿すだけでクレジット決済ができるようになる。スマートフォンで決済が可能なため、飲食店のテーブル会計や、移動販売での決済など、クレジット決済の適用範囲が広がる。決済できるのはVISA、MasterCardの両ブランドのクレジットカード。

食べログPayでは、飲食店の決済に利用しやすくするため、サービス開始記念キャンペーンとして決済手数料を3.0%に設定した。カカクコムではこの料率を「業界最安水準」とし、キャンペーン期間中に申し込んだ店舗は永続的に3.0%の料率が適用される。

専用アプリの利用や、カードリーダーの提供といった初期費用、月額利用料は無料であり、飲食店の導入への障壁を下げることにつながりそうだ。店舗にかかるコストは、月々の決済金額に応じた手数料だけという。2台目以降のカードリーダーの利用については、1台あたり2000円がかかる。食べログ店舗会員の店舗が対象で、Web上の特設ページから申し込みを受け付ける。

決済のプラットフォームとしてはベリトランスのサービス「VeriTrans mPOS」を利用する。

【報道発表資料】
『食べログ』とベリトランスが共同事業 決済手数料が業界最安水準「3.0%」の飲食店向けクレジットカード決済サービス『食べログPay』を提供開始

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。