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音声認識技術のニュアンス、身売りを視野に複数企業と交渉か(WSJ報道)

2014.06.17

Updated by WirelessWire News編集部 on June 17, 2014, 14:02 pm JST

音声認識分野大手のニュアンス・コミュニケーションズ(Nuance Communications:以下、ニュアンス)が身売りを視野に複数の企業と交渉を行っていたとする情報筋の話をWSJが米国時間16日付で報じている。

WSJによれば、ニュアンスはここ最近、サムスン(Samsung)や複数の投資会社を相手に自社の売却について協議を行っいていたという。ただし、交渉の具体的な進捗状況などについては明らかになっていない。

ニュアンスは携帯電話やテレビ、GPSナビゲーション端末などで使われる音声認識技術を開発しており、同社の技術はアップル(Apple)のパーソナル/アシスタント機能「Siri」や、サムスン製モバイル端末などにも導入されているほか、同社の顧客には任天堂やパナソニック、ダイムラー(Daimler)なども含まれている。

また、ニュアンスの時価総額は今回の報道が出る前の時点で約55億ドルで、大物投資家のカール・アイカーン(Carl Icahn)氏のファンドが筆頭株主となっている(今年3月31日時点で19%の株式を保有)。同社の株価が伸び悩むなかで、アイカーン氏からの圧力が高まっている可能性が考えられる。また引受先が投資ファンドなどになった場合は上場廃止も考えられる。

なお、今回の報道を受け、ニュアンス株式は急上昇。米ナスダック市場での16日の終値は9.7%増の18.76ドルとなっている。


[Inside Nuance: the art and science of how Siri speaks - The Verge]

【参照情報】
Nuance Communications Explores Possible Sale - WSJ
Nuance Rises on Report of Sale Talks With Samsung - Bloomberg
Siri software maker Nuance has held sale talks: WSJ - Reuters

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