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EU、5G網関連で韓国と協力へ - 2020年のサービス開始をメドに

2014.06.17

Updated by WirelessWire News編集部 on June 17, 2014, 15:23 pm JST

いわゆる5G網(第5世代移動通信方式)の研究や規格づくりなどで、欧州連合(EU)と韓国が協力することに合意したという。

この話題を採り上げたWSJやReutersでは、1990年代にGSM関連で主導権を握りながら、その後4Gでは後手に回った欧州勢が、いち早く次世代高速通信網の実現に向けて動きだした韓国の力を借りようとしている、などと記している。

EUは昨年12月に、5G関連の研究開発に7年間で7億ユーロ(約9億3800万ドル)を投入していく考えを明らかにしていた。またこの取り組みには、エリクソン(Ericsson)、ノキア(Nokia)、アルカテル・ルーセント(Alcatel-Lucent)、テレフォニカ(Telefonica )、ドイツテレコム(Deutsche Telekom)といった欧州の通信機器メーカーや携帯通信事業者各社があわせて30億ユーロ以上の資金を投入するとされている。また、欧州委員会でデジタル関連分野を担当するニーリー・クローズ(Neelie Kroes)氏は今年はじめに、2020年までEU域内で5G網展開を開始するとの目標を明らかにしていた。

韓国では今年1月に、政府が2020年末までに5Gサービスの本格展開を開始するなどとするロードマップを発表。またこれに先駆けて、2018年の冬季五輪(平昌オリンピック)では実証実験も実施されることになっているという。またこのために、携帯通信3社ーーSKテレコム(SK Telecom)、KT(KT Corp.)、LGユープラス(LG Uplus)ーーやサムスン(Samsung)LG電子(LG Electronics)などの各社があわせて約15億7000万ドル程度の資金を投入していく見込みとWSJでは記している。

PCWorld記事には、5Gの通信網は4Gに比べて通信速度が約1000倍高速とされ、また4Gではダウンロード(DL)に6分かかっていた動画が6秒でDLできるようになるほか、対応(接続)する機器も多岐にわたり,エネルギー効率も
向上するといった説明もみられる。

両者は韓国時間16日に締結された合意に基づき,2015年末をメドに規格策定や利用周波数帯の調整などを進め、2016〜17年には共同の研究プロジェクトを立ち上げる考え。またEUの5G PPPと韓国の5Gフォーラム(5G Forum)が中心になってこれらの取り組みを進めていくことになるという。

5G関連では、中国のファーウェイ(Huawei Technologies)が2018年までに6億ドルを投資していく考えを明らかにしている。またNTTドコモは5月はじめに、アルカテル・ルーセント、エリクソン、富士通、NEC、ノキア、サムスンの6社と協力して5Gの実験を進めると発表していた。

【参照情報】
European Commission and South Korea sign a Landmark Agreement on 5G - 5G PPP
EU, South Korea to Ally on Faster Mobile Access - WSJ
EU to team up with South Korea in global 5G race - Reuters
South Korea and EU to hammer out 5G standards together - PCWorld
China, South Korea commit to 5G leadership, while Japan and U.S. rely on private efforts - Fierce Wireless
世界主要ベンダーと5G実験で協力 - NTTドコモ

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