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グーグルのモトローラ買収、中国当局も承認 - 来週にも完了の見込み

2012.05.21

Updated by WirelessWire News編集部 on May 21, 2012, 09:16 am UTC

グーグルは米国時間19日、同社が進めているモトローラ・モビリティ(Motorola Mobility:以下、モトローラ)の買収について、中国当局からの承認が下りたことを明らかにした。

昨年8月に発表されたグーグルのモトローラ買収については、すでに欧州と米国の規制当局が承認済みで、中国の買収承認は最後の大きな関門となっていた。このため買収は、来週中にも完了すると見込まれている。

グーグルは買収完了によりモトローラの保有する約1万7000件の特許ポートフォリオを正式に手に入れることになる。ただし、特許の濫用の可能性への懸念については、「必須標準特許」の取り扱いなどを中心に、欧州や米国だけでなく中国の規制当局も懸念を示し、今回の承認にあたっても、中国当局はグーグルがモトローラの特許を公正に他社にライセンスする必要があると釘を刺したという。

また、サムスン(Samsung)やHTCなど、モトローラと競合するAndroid端末メーカー各社が、グーグルが買収したモトローラに対し特別な便宜を図る可能性を懸念しているとする見方もある。この点に関してグーグルは、Androidの次期バージョン(ver. 5.0「Jelly Bean」)で複数のハードウェアメーカーと協力し、自社ブランド「Nexus」シリーズの端末開発を行うとする可能性が先日WSJで報じられたが、こうした動きの背景には競合メーカーへの配慮があるとする意見もある。

モトローラにとって中国は米国に次いで大きな市場。しかし、グーグルは政府によるオンライン検閲関連の問題や、中国国内からのものとみられる同社ネットワークへの攻撃などもあり、中国語の検索サイト用サーバを香港に移すなど、事実上市場から撤退格好になっている。

【参照情報】
China Clears Google's Motorola Mobility Deal - WSJ
Google Wins Final Needed Approval for Motorola Mobility Purchase - Bloomberg
China finally gives blessing to Google's Motorola buy - GigaOM
グーグル、今年秋にも複数の「Nexus」ブランド端末を同時発売の可能性(WSJ報道)
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