グーグル（Google）は米国時間25日、開発者向けイベント「Google I/O」カンファレンスのなかで、同社のウェアラブル端末向けOS「Android Wear」を披露した。また同OSを搭載する端末の第一弾がサムスン、LG、モトローラの各社から発表された。

[Samsung, LG debut their Android Wear smartwatches - The Verge]

Android Wearは音声コマンドによる操作ならびにGoogle Nowと同様のカード形式の情報表示が可能で、ユーザーはメガネ型端末「Google Glass」の場合と同様に「OK Google」と話しかけることで端末の音声認識機能を動作させることができる。また、同OS搭載端末はAndroid OS（ver4.3以降）を搭載するすべてのAndroidスマートフォンに対応し、すべてのAndroidアプリとシームレスに連携できるという。

いっぽう、Android Wear端末については、サムスンの「Gear Live」、LGの「G Watch」、モトローラの「Moto 360」がそれぞれ発表された。

各製品の主な仕様については、サムスンの「Gear Live」が1.63インチのSuper AMOLEDディスプレイを搭載し、防塵防水で心拍センサーを備え、サムスン製以外のスマートフォンにも対応する。また、LGの「G Watch」は1.65インチのディスプレイを備え、「Snapdragon 400」プロセッサを搭載、「Gear Live」と同水準の防塵防水機能を備えるなどとなっている。

なお、価格や発売日については「Gear Live」が199ドルで「G Watch」が229ドル、どちらも同日から予約を開始し、7月7日に発売の予定。いっぽう、「Moto 360」については仕様などの詳細は明らかになっていないものの、今年夏に発売されるという。

[Hands-on with Samsung Gear Live - The Verge]

[Hands-on with Motorola's Moto 360 - The Verge]

【参照情報】
・At I/O, Google launches Android Wear, says Moto360 coming this summer - Ars Technica
・Samsung Gear Live and LG G Watch available to order today - The Verge
・This is the Gear Live, Samsung's $199 Android Wear smartwatch - The Verge