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FBIのツイッター辞書

2014.07.01

Updated by Kenji Nobukuni on July 1, 2014, 12:00 pm JST

MuckRockのサイトに公開されたFBI作成の略語集(PDF)
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アメリカ連邦捜査局(FBI)がツイッターなどで使われる略語などのスラングをまとめていたものが公開された。83ページ、2,800エントリーに及ぶ広範な辞書。捜査員にも有益だが、一般人が孫の世代にキャッチアップする上でも有効なのだそうだ。情報公開法(FOIA)による開示要求(MuckRock)に応えて公開された。

アメリカでは6月6日に中央情報局(CIA)がツイッター・アカウントとフェイスブックのページを開設し、特に最初のツイート「We can neither confirm nor deny that this is our first tweet(我々はこれが初めてのツイートであるか確認も否定もできない)」が話題になり、30万回リツイートされた。その後もスパイが使うような古い小型カメラの写真や、ジョージ・ブッシュ(43代ではなく父親の41代元アメリカ大統領)のCIA長官時代のIDバッジの写真などを公開するなど、「情報公開」に努めている。

FBIのツイッター・スラング辞書だが、必ずしも犯罪集団が使いそうなものを並べた訳ではない。例えば、IDUNNOは、I don't know(知らない)という意味だし、PMFJIBは、Pardon me for jumping in, but(割り込んで悪いんだけど)、LLTAはlots and lots of thunderous applause(めちゃくちゃたくさんの拍手)、AYFKMWTSは(英文は自粛)「俺をからかっていやがるのか」といった意味。このほか、haftaは"have to"、imaは"I'm going to"、kewtは"cute"(キュート)なども掲載されている。

【参照情報】
MuckRockのサイトに公開されたFBI作成の略語集(PDF)
WTF?!? FBI has compiled a glossary of Twitter slang
TBH, the FBI's guide to slang makes me LOL
CIAのツイッター・アカウント

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信國 謙司(のぶくに・けんじ)

NTT、東京めたりっく通信、チャットボイス、NECビッグローブなどでインターネット関連の事業開発に当たり、現在はモバイルヘルスケア関連サービスの事業化を準備中。 訳書:「Asterisk:テレフォニーの未来