グーグル（Google）傘下のYouTubeについて、2013年の収入が推定35億ドルであったという話をThe Informaitonが伝えている。

The Informationによれば、YouTubeは昨年35億ドルの売上を稼ぎ、収支は黒字となったものの、売上はアナリスト予想の50億〜56億ドルを下回ったという。また、同社は2016年末までに同サイトでの1日あたりの動画視聴時間を10億時間まで拡大するという目標を掲げていたが、現時点ではまだ1日約3億時間程度に過ぎないという。

YouTubeは、ネットフリックス（Netflix）やフェイスブック（Facebook）、ツイッター（Twitter）やアマゾン（Amazon）、ヴァイン（Vine）、コムキャスト（Comcast）、ヤフー（Yahoo）などと、ユーザーの（ネット利用）時間を奪い合っている。また視聴時間の長さでは、ネットフリックスがYouTubeをすでに上回ったとされている。

ただし、YouTubeは今年5月、ゲーム動画のストリーミング配信サービスを提供するトゥイッチ（Twitch）の買収を明らかにしており、同サービスの統合を通じて今後視聴時間を大きく伸ばせる可能性もあるという。トゥイッチは月間ユーザー数4500万人以上とされ、同社サービスからのトラフィックがピーク時にネット全体の1.35%を占めているというデータもGigaOMで紹介されている。

なお、YouTubeがスポティファイ（Spotify）などと競合するストリーミング音楽サービスの開発を進めているとする話も伝えられており、今後さらに事業の拡大を進めるとみられているという。

【参照情報】
・YouTube approaches 300M viewing hrs per day, fell short of estimates w/ $3.5B revenue in 2013 - 9to5 Google
・YouTube's 2013 revenue was reportedly $3.5 billion -
・YouTube Revenue Lags Forecasts as Competition Mounts - The Information