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メ~テレとKDDI、テレビから音波でスマホにクーポンを送る「O2O2O」実験を開始

2014.08.08

Updated by Naohisa Iwamoto on August 8, 2014, 14:24 pm UTC

名古屋テレビ放送(以下、メ~テレ)とKDDIは、メ~テレの地上波データ放送とスマートフォン向けのアプリを連動させた「O2O2O」の実証実験を開始すると発表した。O2O2Oとは、オンエアー・ツー・オンライン・ツー・オフラインのことで、テレビ放送をきっかけに、スマートフォンやインターネットを介して、リアル店舗における購買行動などを促す。

実証実験では、地上波データ放送、スマートフォンアプリ、NFC/iBeaconといったツールを核にしてO2O2Oの仕組みを作り上げた。まず、利用者は専用のスマートフォンアプリ「メ~テレ」をスマートフォンにインストールする。メ~テレの地上波データ放送中に欲しいクーポンをアプリの「メ~テレ」上で選択すると、テレビのスピーカーから出た音波をアプリが認識してクーポンを取得できる。このクーポンは、中部国際空港(セントレア)の対象店舗で利用でき、店舗に設置したNFCタグやiBeacon機器にかざすことで特典を得られる。

テレビのスピーカーが出す音波でクーポン情報を送る技術には、KDDI研究所が開発した音波通信技術「サウンドビット」を活用。通信速度は15bpsなどと低速だが、スピーカーとマイクがあれば短いデータを手軽に通信できる利点を生かした。

メ~テレとKDDIはこの実証実験による利用状況などから、テレビを情報源としてユーザーをリアル店舗に誘導するO2O2Oの可能性を探る。また、セントレア以外の商業施設への展開、より便利なサービスの開発・提供を検討するという。

【報道発表資料】
地上波データ放送とスマートフォンを活用したO2O2Oサービスの実証実験を実施

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。