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JKT48チカリナ、ジャカルタで劇場デビュー!

2014.08.18

Updated by Hitoshi Sato on August 18, 2014, 08:00 am JST

▼公演前、JKT48劇場のメンバー壁写真コーナーに自身の写真を設置する近野莉菜さん(© JKT48 Project)
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AKB48チームKからインドネシアのジャカルタを拠点とする姉妹グループJKT48に移籍した近野莉菜さんが2014年8月6日、JKT48チームKIII「青春ガールズ」公演に初出演し、JKT48劇場デビューした。

19 時の開演後、トップナンバー「青春ガールズ」の冒頭でライトに浮かび上がった近野莉菜さんの姿に、ファンからは割れんばかりの大歓声だった。満面の笑顔でフロントに出てくるシーンでは「チカリナ」コールも沸き起こり、ますますヒートアップした。この日を待ち望んでいたステージ上の近野莉菜さんと他のメンバーたち、観客がひとつになった。全体曲 3 曲を終え、インドネシア語での自己紹介でひときわ大きな歓声を受けた後は、ユニット曲「Blue rose」を 披露した。

ブラックの衣装に身を包み、マイクスタンドへのキックを華麗に決めるなどクールなパフォーマンスで観客を魅了する一方、同じくユニット曲「ふしだらな夏」では一転して灼熱の太陽を彷彿とさせる情熱的なパフォーマンスに、観客も素晴らしいキレの手拍子で返した。この日は去る 6 月 11 日に発売された 6枚目シングル「ギンガム チェック」のチーム KIII 版を含め、全 13 曲のパフォーマンスを披露した。

近野莉菜さんは2014年2月に開催された「AKB48グループ 大組閣祭り」でJKT48への移籍が発表され、6月のJKT48のコンサートに登場した(参考:JKT48移籍のチカリナがついにインドネシアデビュー)。
JKT48の公演は全てインドネシア語でパフォーマンスをしている。近野莉菜さんのブログによると、自己紹介は日本でやっていたキャッチフレーズをインドネシア語バージョンで披露した。また「まだ喋れないから、みんなが言ってることわからない\(^o^)/ だから、頑張るんだ\(^o^)/ はるごん曰く、MCでインドネシア語が上達するらしいから( *`ω´)」とも語っている。着任早々でそんなに流暢に話すことは出来ないだろう。またインドネシア人のファンはたどたどしいアクセントで話す日本人メンバーのインドネシア語に親しみを覚え、喜んでいる。

JKT48にいる仲川さん(はるごん)も、最初はインドネシア語が話せなかったが、現在ではインドネシア語を巧みに操り、現地のテレビや広告にたくさん出演して大活躍している。現在インドネシアで一番有名な日本人といっても過言ではない。近野さんも近いうちにインドネシア語をマスターして、インドネシアのメディアに多く登場することが楽しみである。

AKB48グループは2014年8月18日から東京ドームでコンサートがある。AKBにとって、東京ドームという場所は特別な場所だから、メンバーみんなリハーサルから気合入っている。その日本を飛び出して、遠く離れたジャカルタで活動する近野さんや仲川さんのようなアイドルが今後もたくさん出てくることが期待される。

ジャカルタを訪れた際は、是非FXにあるJKT48劇場に足を運んでみよう。そこでは新しいインドネシアの世界を垣間見ることができる。

20140818-1.jpg© JKT48 Project

【近野莉菜さんのコメント】

「やっとインドネシアのファンの皆さんの前でパフォーマンスを披露できる日がやってきて、とても嬉しかったです。新しい環境、新しいコトバで緊張してしまうと思っていましたが、他メンバーのサポートに加えて観客席から暖かく迎え入れてくれるような空気を強く感じ、とても落ち着いてステージを楽しむことができました。ですが、ダンスも歌もまだまだ磨きをかけていけるはず。より一層クオリティの高いパフォーマンスを目指して頑張っていきます。どうか期待していてください。これからもJKT48の近野莉菜をよろしくお願いします!」

また、Google Plusでもファンに向けて以下のようにコメントしている。

▼JKT48 チームKⅢ(© JKT48 Project)
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【参照情報】
近野莉菜さんブログ「初日」
JKT48

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佐藤 仁(さとう・ひとし)

2010年12月より情報通信総合研究所にてグローバルガバナンスにおける情報通信の果たす役割や技術動向に関する調査・研究に従事している。情報通信技術の発展によって世界は大きく変わってきたが、それらはグローバルガバナンスの中でどのような位置付けにあるのか、そして国際秩序と日本社会にどのような影響を与えて、未来をどのように変えていくのかを研究している。修士(国際政治学)、修士(社会デザイン学)。近著では「情報通信アウトルック2014:ICTの浸透が変える未来」(NTT出版・共著)、「情報通信アウトルック2013:ビッグデータが社会を変える」(NTT出版・共著)など。