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 イスラエル大使館、オリジナルアニメが2015 World Media Festival/観光編で3部門受賞!

Original anime Israel made for tourism promotion received three awards

2015.05.22

Updated by Hitoshi Sato on May 22, 2015, 19:32 pm UTC

日本のイスラエル大使館は2015年5月6日、ドイツのハンブルクで開催された、世界的に権威あるメディアフェスティバル『2015 World Media Festival | TOURISM -global competition for modern media』において、イスラエル大使館のオリジナルのアニメシリーズ『いいね!イスラエル〜咲と典子の姉妹旅行』が3つの賞を受賞したことを発表した。

「ワールドメディアフェスティバル/観光編」は、観光関連の映像やテレビ番組、ウェブサイト、ウェブ動画および印刷物で、国際的スケールで優れたソリューションを提示した作品を表彰するもの。

イスラエル大使館は、「現代のメディア・コミュニケーションにおいて素晴らしい成功を収めた」として、以下の3つのカテゴリーで銀賞を受賞した。

(1)Animation: Anime/Manga(アニメーション-アニメ・マンガ部門)
(2)Public Relations: Cities, Regions and Countries  (広報-市、地域、国部門)
(3)Web: Government-to-Citizen(ウェブ-官から民へ部門)

受賞したのは以下の動画である。

【いいね!イスラエル〜咲と典子の姉妹旅行〜 Vol.1からVo.7までシリーズ全編】

本稿でも1回目から7回目まで紹介してきたが「いいね!イスラエル〜咲と典子の姉妹旅行」は7話からなるアニメシリーズで、日本の姉妹によるハプニング満載のイスラエル旅行を描いている。

在京大使館によるこの前例の無いプロジェクトは、イスラエルの風景や食、伝統や活気ある文化、現代的ライフスタイルなど、日本の人々にソフトで非政治的なやり方でイスラエルを紹介する目的で行われた。この動画を通じてイスラエルについて詳しく知った人、興味を持った人も多いだろう。

アニメシリーズ第一話は2014年10月28日、日本の素晴らしいポップカルチャーへのトリビュートとして、国際アニメーションデーに初リリースされた。毎月1本ずつ配信され最終回の第7話は2015年4月に配信された。毎回イスラエルの見どころを、アニメを通して日本の皆様に紹介してきた。もう一度最初から動画を見てイスラエルの見どころを発見してみてはいかがでしょうか。

日本のイスラエル大使館が作成したアニメが世界規模のフェスティバルで受賞するのは快挙で、本当に凄いことだ。ワールドメディアフェスティバルの賞は『現代的コミュニケーション・メディアを駆使した、高いレベルのプロダクション』であることの証左とされている。今回のイスラエル大使館が作成したアニメも、インターネットが普及し誰もが簡単にアクセスできるYouTubeというプラットフォームを通じて、日本が代表する「アニメ」を用いてイスラエルの歴史や現代の文化を伝えているという、本当にグローバルな作品となっているところもイスラエルらしい。

▼受賞式でのイスラエル大使館の広報官ロネン・メドゥズィニ氏
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アニメシリーズの製作は、株式会社Resorzの動画制作サービス「マンガニメーション」が手がけた。

本アニメは7回で終了したが、イスラエル大使館では「クックパッド」でイスラエル料理の作り方を紹介したり、Facebookを通してイスラエルの魅力を日本語で日本人に向けて伝えており、いつも新しい発見がある。

イスラエルには長い歴史もあり、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の聖地であるエルサレムに代表される見どころが非常にたくさんある国だ。人々も気さくで親日的な方が多い。また心配される治安も決して悪くない。「眠らない街 テルアビブ」は夜でも安心して歩ける。世界中からのユダヤ人移民が集まってできた国なので、食事も美味しい。英語も通じるので困ることもほとんどない。さらに優秀な人材が豊富なイスラエルは世界でも有数のIT企業の拠点も多くあり、スタートアップ企業も非常に多く、世界中から注目を集めている。

「イスラエルは名前しか知らない、馴染みがないからわからない」という方もイスラエル大使館のFacebookにアクセスすれば、多くの情報が発信されており、イスラエルの魅力を感じることができる。次の旅行先はイスラエルを検討してみてはいかがでしょうか。

ネットだけでなくリアルな世界でも積極的な情報発信

イスラエル大使館ではネットでの積極的な情報発信だけでなく、リアルな世界でも積極的に日本でイスラエルに関する情報発信を行っている。

2015年5月21日から29日まで上智大学においてイスラエル大使館共催で「ローマ教皇フランシスコ イスラエル訪問写真展」を開催している。

駐日イスラエル大使館のペレグ・レヴィ公使は「キリスト教徒にとって最大の聖地であるイスラエルへの今回のローマ教皇の訪問は、キリスト教徒、ユダヤ教徒、イスラム教徒からなるイスラエルの全国民にとって平和、理解、寛容という共通の祈りと願いを体現する特別の機会となった。本写真展はその信念と希望を展示する場である」とヘブライ語で学生らに向かって述べた。

▼イスラエル大使館の「シャロウムちゃん」(左)と上智大学の「ソフィアンくん」(左)。写真中央がペレグ・レヴィ公使、左が上智大学の高祖理事長
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「シャロウムちゃん」は上智大学の学生にも大人気で、多くの学生が一緒に写真を撮っていた。

 

▼エルサレムの街角
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▼テルアビブのスーパーマーケット
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▼テルアビブのビーチ
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【参照情報】
イスラエル大使館Facebookページ

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佐藤 仁(さとう・ひとし)

2010年12月より情報通信総合研究所にてグローバルガバナンスにおける情報通信の果たす役割や技術動向に関する調査・研究に従事している。情報通信技術の発展によって世界は大きく変わってきたが、それらはグローバルガバナンスの中でどのような位置付けにあるのか、そして国際秩序と日本社会にどのような影響を与えて、未来をどのように変えていくのかを研究している。修士(国際政治学)、修士(社会デザイン学)。近著では「情報通信アウトルック2014:ICTの浸透が変える未来」(NTT出版・共著)、「情報通信アウトルック2013:ビッグデータが社会を変える」(NTT出版・共著)など。