ソニー、「Xperia Z3」をはじめとしたスマホ、タブレット、スマートウォッチの「SmartWatch 3」などを発表
2014.09.04
Updated by Naohisa Iwamoto on September 4, 2014, 21:03 pm JST
2014.09.04
Updated by Naohisa Iwamoto on September 4, 2014, 21:03 pm JST
ソニーは、現地時間9月5日からベルリンで開催される国際コンシューマーエレクトロニクスショー「IFA2014」に合わせて、9月3日に新商品群を発表する記者会見を開催した。スマートフォンの「Xperia Z3」「Xperia Z3 Compact」、タブレットの「Xperia Z3 Tablet Compact」、スマートウエア製品群の「SmartWatch 3」などをお披露目した。
▼Xperia Z3をはじめとするソニーの新製品
Xperia Z3は、5.2インチのフルHDディスプレイを搭載するスマートフォン。丸みを持たせたアルミフレームと強化ガラスを組み合わせ、7.3mmの薄型と152gの軽量ボディーに仕立てた。Xperia Z3 Compactは、4.7インチHDディスプレイを搭載すること129gと軽量で片手でも持ちやすいボディーサイズを実現した。いずれも防水・防塵はIP65/68相当の性能を備えた上で、例えばXperia Z3は前作のZ2よりも0.9mm薄く、11g軽い薄型軽量性を実現している。
いずれも、カメラには2070万画素の「Exmor RS for mobile」を採用。画像処理エンジン「BIONZ for mobile、広角端では25mm相当の広角撮影ができる新しいGレンズを採用した。オーディオ面では、対応ヘッドホンをつなぐことで直接ハイレゾ音源を楽しめるようになったことが大きなトピック。また圧縮音源の解像度をハイレゾ相当にアップスケーリングするDSEE HX技術にも対応した。また、ゲーム分野では、PS4のゲームをスマートフォンの画面で楽しめるPS4リモートプレイ機能にも対応した。Xperia Z3は、日本を含む世界市場で、この秋に製品をリリースする計画だという。
スマートフォンとしては、フラッグシップモデルのXperia Z3、同Compactと共通のデザインコンセプトを採用したXperia E3も発表した。4.5インチのディスプレイを搭載するほか、Xperia Z3よりもスペックを抑えてある。
Xperia Z3 Tablet Compactは、8インチのディスプレイを搭載するタブレット。6.4mm、270gと、8インチクラスのタブレットとして世界最薄、最軽量を実現したという。Xperia Z3と共通のデザインコンセプトを採用し、片手でも快適に使えるようにした。防水・防塵、ハイレゾ音源対応、アップスケーリング技術のDSEE HXなどの搭載はXperia Z3と同じ。PS4リモートプレイにも対応し、8インチの大画面で臨場感のあるゲームを楽しめる。
スマートウエア商品群では、グーグルのAndroid Wareを搭載した「SmartWatch 3」、曲面型電子ペーパーを採用した「SmartBand Talk」を発表。SmartWatch 3は、GPS機能、4GBのメモリーを内蔵する。ユーザーの行動に基づいた情報を提供するほか、スマートフォンと離れた場所にあっても音楽再生やコミュニケーションが可能だという。SmartBand Talkは、ハンズフリー通話とボイスコマンド機能を搭載する。スマートウエア商品群の2機種も、この秋以降に日本を含む各市場で提供する。
このほか、スマートフォンとWi-Fi接続して撮影ができるレンズスタイルカメラには、APS-C サイズのCMOSセンサーを搭載しレンズ交換式になった「ILCE-QX1」、光学30倍ズームの「DSC-QX30」を新しく提供する。
【報道発表資料】
・IFA 2014出展について
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