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Beaconで津波避難時の安否確認、高知工業高専がアプリックスのBeaconを使って実証実験

Beaconで津波避難時の安否確認、高知工業高専がアプリックスのBeaconを使って実証実験

Updated by 岩元 直久 on September 26, 2014, 19:03 pm JST

岩元 直久 Naohisa Iwamoto

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。

Beaconを使って災害時の避難者の安否情報を確認できる仕組みの実証実験が、高知県南国市内の津波避難タワーで開始される。実証実験を行うのは、高知工業高等専門学校 電気情報工学科 今井研究室の研究グループ。アプリックスIPホールディングスの防水型Beacon「MyBeacon Pro 防水防塵型MB004 HDc」を利用して実施する。

実証実験では、スマートフォンにあらかじめ安否確認アプリ「つながっタワー」をインストール。アプリには利用者の氏名や住所などの情報を登録しておく。災害で避難した際に津波避難タワーに上ると、Beaconが避難者のタワー到着を検知し、自動的にアプリが起動して簡単に自治体や家族などに安否情報を送れる仕組みだ。高知県内には避難タワーが14カ所あるが、Beaconの位置情報を使うことで到着した避難タワーの名称がアプリ上に表示されるため、避難者は送信ボタンを押すだけで安否情報を送信できるという。

Beaconを活用することで、自治体の担当者がそれぞれの避難タワーに直接赴いて避難状況を確認できないような状況でも、住民の安否情報を速やかに確認できる。津波で避難タワー上に孤立した住民の救助などに役立てる技術として期待される。

【報道発表資料】
アプリックスIPホールディングス AplixのBeaconが津波避難タワーの実証実験で採用

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