グーグル、「Android 5.0」発表 – スマートフォン、タブレット、セットトップボックスの新製品も

グーグル、「Android 5.0」発表 - スマートフォン、タブレット、セットトップボックスの新製品も

2014.10.16

Updated by WirelessWire News編集部 on October 16, 2014, 12:26 pm JST

グーグル（Google）は米国時間15日、最新版のモバイルOS「Android 5.0」を発表。また最新版のスマートフォン「Nexus 6」やタブレット「Nexus 9」など複数の新製品も同時に発表した。

[Android: And you]

新OSの「Android 5.0 Lollipop」には、グーグルが「Material Design」と呼ぶ新たなユーザーインターフェイスが採用され、大胆な色使いのクリーンなUIデザインとなっている。また、よりなめらかなアニメーションや、マルチタスク・メニューの改善、音声操作機能の拡大、バッテリー持続時間を90分ほどのばす新たな省電力機能、複数ユーザーアカウントへの対応、セキュリティ強化など、種々の改良が施されているという。さらに、開発者向けとしてはさまざまなフォームファクターのAndorid端末に対応する5000以上の新たなAPIが提供される。なお、「Android 5.0」は今回発表された各端末に搭載されるほか、「Nexus 4」「Nexus 5」「Nexus 7」「Nexus 10」にも今後数週間でアップデートが提供される見込み。

[Nexus 6: Space to explore]

いっぽう、「Nexus 6」はモトローラ（Motorola）の「Moto X」をベースに開発されたスマートフォン（ファブレット）で、最新の「Android 5.0 Lolipop」で動作するほか、6インチの液晶画面、クァッドコア2.7GHzの「Snapdragon 805」プロセッサ、13メガピクセルの背面カメラ、3220mAhのバッテリーなどを搭載。ストレージ容量は32GBと64GBから選択でき、ブルーとホワイトの2色展開となる。なお、米国での販売価格はSIMフリー版が649ドルからで、10月29日から予約受付開始、11月初めに発売の予定。

[Nexus 9: For movers and makers]

「Nexus 9」はグーグルがHTCと共同開発したタブレットで、「Android 5.0」で動作し、8.9インチのQVGA液晶画面（解像度2048×1536ピクセル）、Androidでは初となる64ビットの「NVIDIA Tegra K1」プロセッサ、2GBのRAM、HTCの「BoomSound」スピーカー技術などを搭載。ストレージ容量は16GBと32GB（通常版とLTE対応版）の2種類で、ブラック、ホワイト、サンドの3色展開となる（ただし、LTE版およびサンドカラー版のリリースは今年末になる予定）。米国での販売価格は16GB版が399ドル、32GB版（通常モデル）が479ドル、32GB版（LTEモデル）が599ドルとなり、10月17日予約受付開始、11月3日発売の予定。

[Nexus Player: Entertainment tailored for you]

そのほか、グーグルは新たに「Android TV」プラットフォームに対応するセットトップボックス「Nexus Player」も発表。同製品は8GBのストレージ、最新の「802.11ac」に準拠したWi-Fi技術などを搭載。音楽や映画、テレビ番組などをテレビの画面で再生できるほか、Android対応のゲームをプレーしたり、同社の「Chromecast」と同様の機能を使用することもできるという。米国での販売価格は99ドルで、別売りのゲーム用コントローラーは39ドル、10月17日にGoogle Play Storeで予約開始の予定となっている。

[Android: Be Together. Not the same.]