アイ・オー・データ、自宅に置くだけでクラウドのように使えるストレージ「ポケドラクラウド」
2014.11.05
Updated by Naohisa Iwamoto on November 5, 2014, 18:30 pm JST
2014.11.05
Updated by Naohisa Iwamoto on November 5, 2014, 18:30 pm JST
アイ・オー・データ機器は2014年11月5日、スマートフォンからの利用を前提にしたパーソナルクラードストレージ「ポケドラクラウド」を発売すると発表した。自宅のLAN環境に設置すれば、外出先でも自在にスマートフォンからストレージにアクセスできる。
製品は、ストレージ容量の違いにより、500GBの「HLS-C500」、1TBの「HLS-C1.0」、2TBの「HLS-C2.0」の3種類を用意する。価格はHLS-C500が1万6500円、同C1.0が2万2100円、同C2.0が2万8800円。出荷は12月上旬を予定する。
使い方は簡単で、自宅などのインターネット接続環境に有線LANでポケドラクラウドを接続。スマートフォンには専用アプリ「Remote Link Files」をインストールし、パッケージに同梱されているQRコードを撮影して「OK」をタップすると接続設定が完了する。外出先のインターネット環境から、自宅のポケドラクラウドにアクセスして、データを保存・閲覧が可能になる。ルーターを多段構成で使っているようなケースでも、利用可能という。Remote Link Filesでは、ファイルの閲覧、画像、動画、音楽の再生、ファイルのソート/検索機能、ダウンロード/アップロード、アクセス権を他のスマートフォンに付与といった機能を利用できる。Androidアプリでは、音楽の連続再生も可能だ。
ポケドラクラウド単体で利用できるほか、クラウドストレージサービスとのデータ連携も可能。Dropboxとフレッツ・あずけ~るとの連携機能を備え、データの移行やクラウドとの併用による二重化にも対応する。また、複数のポケドラクラウドをネットワーク経由で自動同期させることも可能で、データのバックアップ態勢を整えられる。このほか、Windows、Macintoshのパソコンとデータを同期させることができる「Remote Link PC Sync」も用意する。メディアサーバー機能も提供し、大画面テレビに写真や動画を映し出すこともできる。
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登録はこちら日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。