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米AWS-3帯のオークション、入札額の上昇やまず - ついに360億ドルを突破

2014.11.26

Updated by WirelessWire News編集部 on November 26, 2014, 11:41 am UTC

米国時間13日に入札が始まった「AWS-3バンド」(1695-1710 MHz、1755-1780 MHz、2155-2180 MHz)オークションの入札金額が開始1週間で240億ドルを突破したという話は既報の通りだが、その後この入札額がさらに上昇し、米国時間25日の時点で360億ドルを突破したという。

このオークションについては、2008年の700MHz帯オークションでついた入札額の196億ドルをすでに超え、米国での周波数帯オークションとしては過去最高額になることがほぼ確実となっている。FCCはオークション終了まで落札者の名前を明かすことはないため、現時点では入札参加者の身元や入札金額は不明だが、入札は今後さらに数週間は続く見通しとされている。

WSJによれば、入札額が上昇するなかで、携帯通信事業者各社は借り入れによる資金確保を進めており、先週にはAT&Tが38億ユーロの債券を新たに発行したほか、ディッシュ・ネットワーク(Dish Network:以下、ディッシュ)も20億ドルの債券を発行。また、米国時間24日には、ベライゾン・コミュニケーションズ(Verizon Communications)が24億ユーロの借り入れ計画を発表したほか、USセルラー(U.S.Cellular)も5億ドルの債券発行の計画を明らかにしたという。

同オークションの落札者は新たな周波数帯のライセンス料として、落札額の20%に当たる頭金を1月7日までに、またはオークション終了から10日で支払う必要がある。また、残りの支払いについては1月21日まで、または頭金の支払いから10日後に行わなければならないという。

「AWS-3バンド」は米国土安全保障省(Department of Homeland Security)など複数の政府機関が保有していた周波数帯域で、今回のオークションによる割当完了後には、民間の携帯通信事業者と政府機関とが共用する初めての周波数帯となる。

今回の周波数帯オークションには80社が参加を申請しており、ベライゾン・ワイアレス(Verizon Wireless)、AT&T、T-モバイル(T-Mobile)の携帯通信大手3社のほか、同市場への参入を目指すディッシュ・ネットワーク、それに複数の小規模携帯通信事業者が参加の意向を示していた。

なお、米国政府は今回のオークションで得られる収入のなかから、警察・消防用の通信網である「FirstNet」の構築費用に70億ドルを割り当て、残りは赤字削減にあてる予定だという。

【参照情報】
Wireless Carriers' Bidding Tops $36 Billion in FCC Auction For Airwaves - Re/code
Carriers Issue Billions in Debt As Spectrum Auction Bids Top $36 Billion - WSJ
Bidding in Government Auction of Airwaves Reaches $34 Billion - NYTimes

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