グーグル、「Project Loon」で仏国立宇宙研究センターと協力
2014.12.15
Updated by WirelessWire News編集部 on December 15, 2014, 14:29 pm JST
2014.12.15
Updated by WirelessWire News編集部 on December 15, 2014, 14:29 pm JST
グーグル(Google )とフランスの国立宇宙研究センター(Centre National d'Etudes Spatiales :以下、CNES)は欧州時間11日、グーグルが進める気球を利用したインターネット接続サービスの実験プロジェクト「Project Loon」におけるパートナーシップを発表。両者が過去1年にわたって同プロジェクトで協力を進めてきたことも明らかになった。
CENSによれば、同機関はグーグルに気球関連技術を提供するいっぽうで、グーグルはCENSの成層圏及びオゾン層についての研究の一環としての気球利用に協力するという。また、この話題に触れたEngadgetでは、両者の協力について、CNESがグーグルのテスト結果の分析や次世代気球の設計に協力し、いっぽうのグーグルがCNESの気球による成層圏への長距離飛行に手を貸すとする見方をしている。このほか、Space Newsによれば、両者が10万機以上の気球の打ち上げを目指しているという話や、すでにニュージーランドで行ったテストでProject Loonの実現性が十分確認されたとするCNES関係者の声も紹介されている。
なお、この話題に触れたCNETでは、グーグルに対して、独禁法問題などをめぐって欧州での風当たりが強まっていることを挙げた上で、今回の政府機関とのパートナーシップの締結が欧州とグーグルの関係改善の手助けになる可能性を指摘している。
[Loon : le CNES et Google collaborent pour connecter le monde à Interne]
【参照情報】
・Google, France space agency partner up on Project Loon - CNET
・Project Loon works with France's space agency to develop next-gen balloons - Engadget
・CNES Partners with Google on Internet Balloon Project - Space News
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