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高報酬のデータサイエンティストになるには?

How to be high earning Data Scientists

2017.08.28

Updated by Mayumi Tanimoto on August 28, 2017, 07:03 am JST

データサイエンティストは英語圏では今後伸びていく商業の一つとみられており、私も個人的にそう思っています。全体として高報酬な専門ですが、特定のスキルがあると、さらに高い報酬を得られます。

以下のオライリー社の調査を読むと、高報酬のデータサイエンティストになるのは何が必要かというのがわかって面白いです。

O’Reilly’s Data Science Salary Survey

この調査は600人以上のシリコンバレー等のデータサイエンティストから意見を集めたものです。以下はその概要です

・15以上のツールを使いこなすこと
・オープンソース系のスキルを身につける(特にPython周辺)
・クラウドを使いこなす。特にAmazon Web Services
・Amazon Elastic Mapreduceを身につける
・Spark、Scala、D3を使いこなす
・アメリカ、特に西海岸で働く。一番コスパが良いのはサンノゼ
・データサイエンティストとしてエンドツーエンドでプロジェクトを回す
・修士か博士を取る
・ソーシャルメディア、金融、製造業で働く
・経験を積む
・スキルがあれば人種や性別は関係ない

アメリカでの別の調査によれば、以下のスキルも身につけておくと有利だとされています。若干データアナリスト寄りではありますが、身につけておいても損はないでしょう。

⦁ Hadoop and MapReduce
⦁ Real Time Processing
⦁ SQL Databases
⦁ GTA Support
⦁ Excel(高いレベルで使用できる)
⦁ Data Science with R
⦁ Data Science with SAS
⦁ Data Science with Python
⦁ Data Visualization – Tableau
⦁ Machine Learning
⦁ Cloublabs for R and Python

つまり、妥当なツールや言語に精通し、西海岸で働き、マネージメントもでき、学位があれば最強ということですね。さらに、クラウドやオープンソースのツール、Pythonなどのテクノロジーに強く、その一方で、データを使用して経営課題を解決するプロジェクトを回せるマネージメントスキルの強い人は、今後もっと稼げるようになる可能性が高いということです。。

アメリカ国内でも報酬は差が大きいので西海岸が有利ですが、しかしシリコンバレー周辺は生活費や不動産が高騰しているので、テキサスのオースチンやアトランタなどで働くのもありでしょうね。(私はテキサスに住んでいましたが、物価の安さは桁違いです)

博物館めぐりや旅行を楽しみたいのであれば、報酬は下がってしまいますが、ロンドンやベルリンで働くのもありでしょう。欧州の場合は、アメリカよりも他国に行きやすく、アフリカや中東もすぐですので国内旅行感覚で全く異なる文化を体験できるのが利点です。アメリカに比べると休暇も取りやすいですし、生活のペースがゆっくりなので、報酬が安くてもいいやという方は欧州おすすめします。

これらの知識は日本にいても身につけることは可能ですし、やる気のある人は英語圏で修士号や博士号と取得するというのも可能でしょうから、挑戦する価値ありです。

英語に関してはデータ分析業界もIT業界も、多国籍化している組織が多く、そういう職場がある街というのも多国籍で、外国人が多いので、英語に多少なまりがあろうが、文法が若干微妙だろうがあまり気にすることはありません。ロンドンやトロント、シリコンバレー、ニューヨークあたりで実際に職場に行くと「ええ、英語はこんないい加減でいいの!?」とびっくりする方が多いと思われます。

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谷本 真由美(たにもと・まゆみ)

NTTデータ経営研究所にてコンサルティング業務に従事後、イタリアに渡る。ローマの国連食糧農業機関(FAO)にて情報通信官として勤務後、英国にて情報通信コンサルティングに従事。現在ロンドン在住。

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