アップルがアクションカメラ関連の特許を取得 - GoPro株価が急落
2015.01.14
Updated by WirelessWire News編集部 on January 14, 2015, 16:21 pm JST
2015.01.14
Updated by WirelessWire News編集部 on January 14, 2015, 16:21 pm JST
アップル(Apple)が新たに取得した特許のなかに、アクションカメラ関連の特許が含まれていることが明らかになり、これを受けて同種のカメラ製品の開発・販売を手がける米ゴープロ(「GoPro」)の株価が米国時間13日に急落したという。
Reutersによれば、アップルが新たに取得した関連特許は同社が2012年に申請していたもので、具体的には自転車用ヘルメットやスキューバダイビング用マスクなどに取り付け可能なカメラに関連する特許などが含まれているという。
ゴープロは、スポーツやアウトドアなどさまざまな状況で利用できる小型・防水・防塵のウェアラブルカメラ、ならびに同カメラ専用のマウントやアクセサリーなどを開発・販売しているメーカー。スマートフォンやタブレットなどの台頭でコンパクトデジタルカメラ市場が縮小するなか、同社は近年大幅に売上を伸ばしてきており、昨年6月にはNASDAQ市場に上場。それ以来、同社の株価は大きく値上がりしていた。ところが今回の報道を受けて、ゴープロの株価は昨年8月以来最大となる約15%の下落を記録したという。
なお、この話題に触れたJMPセキュリティーズ(JMP Securities)のアナリストはReutersに対して、「アップルによるアクションカメラ・アクセサリーの発売は合理的な製品戦略には思えない」と話している。また、Bloombergが話を聞いた別のアナリストは、アップルが新たに特許を取得した機能について、iPhoneやiPadのカメラのズームや設定などを他のアップル端末から可能にするために利用されるのではないかと予想している。
【参照情報】
・GoPro Plunges After Apple Gains Remote Camera Patent - Bloomberg
・Apple granted patent for GoPro-like wearable cameras - Reuters
・Apple Granted a Patent for a Superior GoPro-like Camera System - Patently Apple
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