グーグル、「Google Glass」の試験プログラムを終了 - トニー・ファデル氏統括で仕切り直しへ
2015.01.16
Updated by WirelessWire News編集部 on January 16, 2015, 15:13 pm JST
2015.01.16
Updated by WirelessWire News編集部 on January 16, 2015, 15:13 pm JST
グーグル(Google)は米国時間15日、同社が開発を進めているメガネ型情報通信端末「Google Glass」(以下、Glass)について、研究開発部門「Google X」での開発者向け試験プログラム「Explore Program」を終了すると発表した。これにともない同端末の「Explore Edition」の販売も1月19日で終了になるという。
グーグルは今後も「Glass」の開発を続けていくとしており、企業向けの開発プログラムである「Glass at Work」についても継続していく予定という。また昨年から責任者を務めてきたアイヴィー・ロス(Ivy Ross)氏も残留するが、ただし同氏は同社のハードウェア開発を統括するトニー・ファデル(Tony Fadell)氏の指揮下に入ることから、実質的にファデル氏が新たな責任者になる可能性が高い。
グーグルでは、「Glass」の最新版を今年中にリリースする考えを示しているが、具体的なリリース日程などは明かされていない。なお、この正式版では、バッテリー持続時間の延長や音質の向上、ディスプレイの改善などが行われ、価格も従来の製品に比べて安くなるとする見方もある。そのいっぽうで、従来から批判の強かったプライバシー侵害の懸念などの課題解決の必要も残されている。
[New Google Glass Version Coming This Year - WSJ]
【参照情報】
・We're graduating from Google[x] labs - Google
・Google to Reframe Wearable Glass Device - WSJ
・Google suspends sale of smartglasses - FT
・Google puts Nest's Tony Fadell in charge of Google Glass - The Verge
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