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米ラジオシャック店舗をめぐり、スプリントとアマゾンが対決の可能性(Bloomberg)

米ラジオシャック店舗をめぐり、スプリントとアマゾンが対決の可能性(Bloomberg)

Updated by WirelessWire News編集部 on February 3, 2015, 14:27 pm JST

WirelessWire News編集部 WirelessWire News編集部

経営破綻の瀬戸際にある米小売大手のラジオシャック(RadioShack)について、同社が全米に展開する約4000店舗のうち半数程度の店舗をスプリント(Sprint)が譲り受ける方向で両社が交渉を進めているとする話が米国時間2日にBloombergなどで報じられた。また、自社ブランドのハードウェア事業拡大を目指すアマゾン(Amazon)でもラジオシャック店舗の取得に関心を示しているという。

Bloombergによると、1921年創業のラジオシャックは80年代にパソコンや関連製品・部品類を扱う小売業者として台頭したが、その後はWal-Martのような量販店やオンライン小売事業者各社に押される形で方向転換を余儀なくされ、近年では携帯電話販売などに重点を移していたものの、これといった打開策を見いだせない状況が続いていたという。また同社が11四半期連続で赤字を計上、その影響で株価がこの1年で約9割も値下がりし、米国時間2日には1株24センまで急落したことにも触れ、さらに「ラジオシャックの会社清算(liquidation)は必至」とする関係者の見方なども紹介されている。

いっぽうスプリントについて、Bloombergでは、同社のマルセロ・クラウレ(Marcelo Claure)CEOが先月登場したカンファレンスで「今年は流通網を劇的に拡大するつもり」などと述べていたことに言及。またラジオシャックとの交渉で、スプリントが1300〜2000軒の店舗取得の可能性を示しているとする記述もある。

それに対し、アマゾンの動きについては具体的な数字などは示されておらず、同社が近年スマートフォン(「Fire Phone」)やタブレット、セットトップボックス(SBO)、ネット接続機能付きのスピーカー(「Echo」)などさまざまなハードウェア製品を投入してきていること、さらに”pop-up” shopと呼ばれる期間限定の仮店舗などを設けて買い物客集めに役立てていることなどが傍証として挙げられているに過ぎない。

【参照情報】
RadioShack in Talks to Sell Half Its Stores to Sprint, Shutter the Rest – Bloomberg
Amazon in Talks to Buy Some of RadioShack’s Stores – Bloomberg
RadioShack, Hedge Fund Hashing Out Auction Process – WSJ

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