2013年にマイクロソフト（Microsoft）に携帯端末ビジネスを売却したノキア（Nokia）が、改めて同市場への参入を計画しているという。Re/codeが情報筋の話として米国時間20日に報じた。

Re/codeによれば、ノキアは早ければ来年にも携帯通信端末市場への復帰を目指しているという。また、ノキアで知的財産などを取り扱うノキア・テクノロジーズ（Nokia Technologies）と呼ばれる部門では、VR（virtual reality）分野など複数のテクノロジー関連プロジェクトも進められているという。

ノキア・テクノロジーズは、ノキアが設計し、外部メーカーにノキアブランドでの生産・販売をライセンスしたAndroidタブレット「N1」やAndroid向けソフトウェアの「Zlauncher」なども開発した経緯があり、新たなスマートフォンについても、ノキアが開発を行い、ノキアのブランド名を借りた外部メーカーが生産や販売を行う形になるとみられている。

ノキアは、マイクロソフトとの契約により、2016年の第4四半期までは自社ブランドの携帯電話端末を販売することが制限されている。マイクロソフトは現在でも、一部のフィーチャーフォンでノキアブランドを使用しているという。

【参照情報】
・Nokia Plots 2016 Return to Phone Market - Re/code
・Nokia may return with a new phone next year - The Verge
・Nokia phones expected in 2016: Android or something else? - ZDNet