アップル（Apple）が米国時間27日に発表した2015年1月〜3月期決算によると、同期は「iPhone」の販売が引き続き好調で、また中国などの新興市場での成長が著しかったという。

同期の売上は前年同期比27%増の580億ドル、利益は同33％増の136億ドルで、ともにアナリスト予想を上回った。製品別では「iPhone」の販売台数は前年同期比40%増の6120万台、また「Mac」も450万台と前年同期の410万台から増加。いっぽう「 iPad」は1260万台で前年同期の1410万台に届かなかった。なお「iPhone」の平均単価は659ドルで前年同期に比べて60ドル以上上昇したほか、全体の粗利率も40.8%と同社の予想を上回ったという。

市場別では、中国市場が前期比4%増の168億ドルとなり、「iPhone」販売台数も前年同期比72%増となった。アップルのルカ・マエストリ（Luca Maestri）CFOはBloombergに対し、中国市場での急速な売上拡大に触れながら、同市場が長期的には確実に米国市場を上回る規模になるとしている。なお、アップルのティム・クック（Tim Cook）CEOは、2016年半ばまでに、中国国内で現在21店舗のアップルストアを40店舗まで拡大することも明かしている。

【参照情報】
・Apple Earnings Surge 33% on iPhone Sales - WSJ
・Apple IPhones Sales in China Outsell the U.S. for First Time - Bloomberg
・Apple didn't top its record profit, but business continues to roar - The Verge