グーグル（Google）が自社で開発を進めている自動運転車について、今年夏にも路上での実験走行を開始することを米国時間15日に明らかにした。

グーグルはすでにPriusやLexus SUVといった市販車ベースの自走車で公道実験を続けてきているが、昨年発表した自社開発のプロトタイプによる路上走行はこれから。予定する路上実験は、グーグル本社のあるマウンテンビュー（カリフォルニア）周辺の公道で実施され、運行にあたっては安全面への配慮から人間のドライバーも同乗し、走行速度も時速25マイルの上限が設けられるという。

グーグルは先ごろ、自社の自走車プロジェクトに関し、累計の走行距離や事故件数などのデータの一部を明らかにしていた。それによると、自走車の走行距離は約100万マイルで、人間による運転時も含めると170万マイルに達しており、事故件数は6年間で11件でいずれも自動運転車側が原因で生じたものではなかったとしていた。

【参照情報】
・Green lights for our self-driving vehicle prototypes - Google
・Google’s Homemade Self-Driving Cars to Hit Roads This Summer - Re/code
・Google’s self-driving car is hitting public roads this summer - The Verge