マイクロソフト（Microsoft）が、To Doリストアプリ「Wunderlist」を開発・提供するドイツのベンチャー企業、6ウンデルキンデル（6Wunderkinder）を推定1億〜2億ドルで買収することで同社と合意したという。WSJが情報筋の話として米国時間1日に伝えている。

6ウンデルキンデルが開発する「Wunderlist」アプリはiOS、Android OS、Windows Phone OSなどのモバイルOS向けのほか、WindowsおよびOS X向けのデスクトップ版も提供されており、ユーザーからの高い評価を集めているという。同社には米セコイア・キャピタル（Sequoia Capital）や、スカイプ共同創業者のニコラス・ゼンストロム（Niklas Zennstrom ）氏がつくったアトミコ（Atomico）などのベンチャーキャピタル会社が資金を提供していたという。

マイクロソフトはここにきて、モバイルEメールアプリの米アコンプリ（Acompli）やモバイルカレンダーアプリの米サンライズ（Sunrise）など、複数のモバイルアプリメーカーを買収するなど、生産性アプリ分野の強化に力を入れている（Acompliの電子メールアプリはマイクロソフトの買収後に「Outlook」として再リリースされている）。

6ウンデルキンデルは欧州時間5月20日に、マイクロソフト傘下に入ったサンライズとのタイアップを発表しており、この提携を通じてサンライズのアプリからWunderlistのto doリスト項目を確認・作成することなどが可能になっていたという。

【参照情報】
・Microsoft Buys To-Do List App Maker - WSJ
・Microsoft is reportedly buying another great app: Wunderlist - The Verge
・Microsoft's push to grow its mobile productivity app-stable continues - ZDNet