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タカラトミーとドコモがコミュニケーション玩具、「しゃべってコンシェル」の技術を活用

It's not just a toy, it's a dream toy of childhood

2015.06.04

Updated by Naohisa Iwamoto on June 4, 2015, 17:45 pm JST

NTTドコモは2015年6月4日、タカラトミーと次世代コミュニケーショントイ「OHaNAS」(オハナス)を共同で開発したと発表した。ドコモが推進するパートナー戦略「+d」の取り組みの1つ。ドコモの「しゃべってコンシェル」の技術などを使った。

「OHaNAS」は、自然な対話を楽しめるコミュニケーショントイ。スマートフォンとBluetoothで接続し、スマートフォンがクラウド上の会話サーバーとやり取りすることで会話を楽しめる。希望小売価格は1万9800円で、10月上旬の発売を予定している。

自然な対話の実現に、ドコモの「しゃべってコンシェル」の技術を応用したプラットフォーム「自然対話プラットフォーム」を採用したという。話しかけるだけで求める情報を調べて教えてくれる「しゃべってコンシェル」の機能に加えて、4つの機能を用意する。

同音異義語などを文脈から読み取る「文章正規化機能」、意図解釈や知識Q&A、ニュース・天気予報などの情報を利用できる「外部コンテンツ連携機能」、特定のキャラクターに合わせた発話に変換できる「キャラクター風発話変換機能」、自動的に利用者の趣味や嗜好を抽出する「ユーザー情報自動抽出機能」である。これらの機能を備えた自然対話プラットフォームを利用することで、タカラトミーのようなパートナー企業は、対話型のサービスを容易に開発できるようになる。

【報道発表資料】
タカラトミーの新商品「OHaNAS」を共同で開発

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。