マイクロソフト（Microsoft）のサトヤ・ナデラ（Satya Nadella）CEOが米国時間17日、同社の新たな人事を発表し、ノキア（Nokia）でCEOを務めたステファン・イーロップ（Stephen Elop）氏を含む4人の幹部が同社を離れることになったことを明らかにした。

今回退社が明らかになったのは、マイクロソフトでデバイス部門を率いていたイーロップ氏のほか、先進テクノロジー＆教育担当の責任者であったエリック・ラダー（Eric Rudder）氏、ビジネスソリューション部門の責任者であったキリル・タタリノフ（Kirill Tatarinov）氏、そしてシニアストラテジストを務めていたマーク・ペン（Mark Penn）氏の4人。ペン氏を除く3人については、ナデラCEOの決定によるものだという。

またマイクロソフトは今回の組織再編で「Xbox」、タブレット端末の「Surface」、スマートフォンなどを手掛けるデバイス部門とWindows部門の統合し、新しい責任者にテリー・マイヤーソン（Terry Myerson）氏を任命。またビジネスソリューション部門は、クラウド＆エンタープライズ部門の一部となり、同部門のスコット・ガスリー氏が統括することになる。またラダー氏の後任は、アプリケーション＆サービス部門責任者のチー・ルー（Qi Lu）氏が務めることになるという。

今回の話題に触れたWSJでは、イーロップ氏の退社について、苦戦中のスマートフォン・ビジネスのテコ入れを狙いとした人事刷新ではないかと指摘している。

【参照情報】
・Former Nokia CEO Elop Leaving Microsoft - WSJ
・4 Microsoft Executives to Leave in Top-Level Shake-Up - NYTimes
・Stephen Elop and Mark Penn leave Microsoft in company shake-up - The Verge