空室レンタル仲介サービスのエアB&B（Airbnb）が、最新の投資ラウンドで15億ドルの資金を調達。またこの資金調達に際して、同社の評価額は255億ドルに上昇したと複数の媒体が報じている。

WSJによれば、15億ドルという投資額は、配車サービスのウーバー（Uber）が今年調達した28億ドル、中国Eコマース最大手のアリババ（Alibaba）が2011年に調達した16億ドルに続き、未公開企業としては過去3番目に多い金額。また、255億ドルという評価額は現時点で中国のスマートフォンメーカーのシャオミ（Xiaomi）の460億ドル、ウーバー（412億ドル）に続くものだという。

WSJによると、エアB&Bには全世界で140万件を超える短期賃貸物件が登録されており、同社の売上は2013年の2億5000万ドルから今年は9億ドルを超える見通し。また同社の評価額が大手ホテルチェーンのヒルトン（276億ドル）やマリオット（209億ドル）のそれと並ぶ規模に達しているとの指摘もある。

今回の投資ラウンドにはPEファンドのジェネラル・アトランティック（General Atlantic）、ヒルハウスキャピタル（Hiillhouse Capital Group）、タイガー・グローバル・マネージメント（Tiger Global Management）などが中心となり、ほかにクライナー・パーキンス（Kleiner Perkins Caufield & Byers）、 GGVキャピタル（GGV キャピタル）、チャイナ・ブロードバンドキャピタル（China Broadband Capital）、ホライゾン・ベンチャーズ（Horizon Ventures）、さらにウェリントン・マネージメント（Wellington Management）やT・ロウ・プライス（T. Rowe Price Group）などの大手ミューチュアルファンドなども参加しているという。

【参照情報】
・Airbnb Raises $1.5 Billion in One of Largest Private Placements - WSJ
・Airbnb closes in on $1.5bn fundraising - FT.com
・Airbnb raises $1.5 billion, valuing it at an eye-popping $25.5 billion - Fortune