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IBMとARMが米国時間4日、「モノのインターネット」(IoT)関連の分野で提携したことを発表し、ARM製チップを搭載する関連製品とIBMクラウドの分析機能を組み合わせた新たなサービスを開始することを明らかにした。

IBMによれば、新たなサービスは同社のIoTプラットフォーム「IBM IoT Foundation」とARMの「mbed」(IoT関連の開発プロジェクト)チップを搭載する多数の端末を組み合わせたもので、今後「mbed」チップ搭載製品は自動的にIBMのプラットフォームに登録され、これらの製品が収集した情報はIBMのクラウドで分析可能になるという。

「IBM IoT Foundation」は、リアルタイムで変化するデータを管理・分析するツールや、これらの情報を保護するセキュリティシステム、データフローを処理する PaaS「 IBM Bluemix」へのアクセスなどが含まれるプラットフォーム。具体的には、同プラットフォーム上で、「mbed」チップを搭載する産業用機器や天候センサー、ウェアラブルモニタリング端末などからの大量のデータの収集や分析・利用が可能になるという。

いっぽう、IBMは新たなクラウド「IoT for Electronics」も発表したが、こちらは家電メーカーが顧客の製品利用状況に関する情報をリアルタイムで収集・分析できるクラウドサービスとされている。

IoT市場の規模は2014年の6558億ドルから今後5年で1兆7000億ドルまで拡大するとの予想が先ごろ調査会社IDCから出されていた。

【参照情報】
IBM and ARM Collaborate to Accelerate Delivery of Internet of Things - IBM
IBM, ARM link arms on Internet of Things analytics - ZDNet
IBM just signed a brilliant deal with ARM to 'watch' billions of devices on the Internet - Business Insider

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