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フェイスブック(Facebook)のマーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)CEOが米国時間27日、国連総会に参加し、あらゆる人間がインターネット接続を享受すべきとする演説を行った。また同氏は、フェイスブックが国連難民高等弁務官事務所(U.N. High Commissioner for Refugees)と協力し、世界中の難民キャンプにインターネット接続を提供する取り組みを行うことも明らかにした。

ザッカーバーグ氏はこの演説のなかで、非営利組織ワン・キャンペーン(One Campaign)が進めるインターネット普及の取り組み「Connectivity Declaration」に言及。TNWによると、全人類へのネット接続提供を目標に掲げるをこの取り組みには、ビル&メリンダ・ファウンデーション(Bill & Melinda Gates Foundation)、セーブ・ザ・チルドレン(Save the Children)、U2のボノ(Bono)、リチャード・ブランソン(Richard Branson)氏など多数の個人や組織が賛同しており、すでに250億ドルの資金提供の約束を取り付けているという。

いっぽう、難民キャンプでのネット接続提供については具体的な方法や実現時期などは明らかにされていない。またその意図についてザッカーバーグ氏は「まったくの慈善事業ではない」として、フェイスブックのユーザー拡大を視野に入れたものであることを示唆したという。

フェイスブックはすでにInternet.orgの取り組みを通じて、発展途上地域でのインターネット普及促進を進めているが、この取り組みに対してはインドなどで「インターネット中立性」の観点から異議を唱える声もあがっていることが伝えられていた。

【参照情報】
Mark Zuckerberg Announces Project to Connect Refugee Camps to the Internet - NYTimes
To Unite the Earth, Connect It - NYTimes
Mark Zuckerberg addresses the UN, declaring universal internet access a global priority - TNW

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