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Amazon クリスマス

アマゾン、クリスマス向けに自前で航空貨物機運行の可能性(Motherboard報道)

2015.11.25

Updated by WirelessWire News編集部 on November 25, 2015, 13:21 pm JST

アマゾン(Amazon)が、米オハイオ州ウィルミントンにある空港の施設を利用し、貨物の空輸オペレーションを行っているとする噂を、Motherboradが米国時間23日付で報じている。

Motherboardによれば、オハイオ州にあるウィルミントン・エアパーク(Wilmington Air Park)という空港で、ある企業が現地の空輸業者のエアトランスポート・サービスグループ(Air Transport Services Group、ATSG)と協力しながら、消費者向け製品の出荷を行う「Aerosmith」というオペレーションを進めており、この企業がアマゾンではないかとの噂が流れているという。

かつて米空軍基地として使われていた同空港は、現在民間の航空貨物を取り扱う空港となっており、また2003 〜2008年の間は大手物流企業のDHLが利用していたものの、その後はほとんど使用されていなかったという。

Motherboardは、アマゾンとみられるこの企業が同空港で1日4回の航空貨物便を運行しているとし、また4機あるボーイング767がペンシルベニア州のリーハイ・バレー国際空港、カリフォルニア州のオンタリオ国際空港、フロリダ州のタンパ国際空港、カリフォルニア州のオークランド国際空港に飛んでいること、これらの空港がいずれもアマゾンの物流センターから60マイル(約100km)以内にあることなどを指摘している。

なお、FedExやUPS、DHLなどの大手物流各社は、ウィルミントン・エアパークの貨物機運航に自社が関与していないことを明言。いっぽう、アマゾンははっきり認めたわけではいないものの否定もしていないという。

アマゾンは、2013年の年末商戦で、クリスマスプレゼント用として注文を受けた商品の配送に遅れが生じ、顧客に対して謝罪するというできごとがあった。この時配達の遅れの原因とされていたのが同社の雇った配送業者で、アマゾンはその後、配送業者の数を増やしたり、一部の都市では自社で商品の配送を行うなどの対策を講じてきていた。

【参照情報】
A Secretive Air Cargo Operation Is Running in Ohio, and Signs Point to Amazon - Motherboard
Amazon may have a secret air cargo operation called 'Aerosmith' - The Verge
A secret air cargo operation called ‘Aerosmith’ could give Amazon a major advantage over its rivals - Business Insider

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