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グーグル、「忘れられる権利」関連で約120万件を超えるリンクを削除

2015.11.27

Updated by WirelessWire News編集部 on November 27, 2015, 12:26 pm JST

グーグル(Google)は米国時間25日、「忘れられる権利」(”right-to-be-forgotten”)に関する同社の取り組みをまとめたレポートを発表した。グーグルがこれまでに受けとったリンク削除依頼の数は約35万件、また同社が削除したリンクの数は約120万件に上ったという。

「忘れられる権利」に関しては、欧州で昨年、個人のプライバシー侵害につながりかねない情報へのリンク削除の要求があった場合、検索サービスの提供者はこれに従うことを求める司法判断が下されていた。グーグルが今回明かした数字は、この判断が下された2014年5月29日以降に同社が対応したリクエストに関するもので、同社へのリクエストに含まれていたリンクの42%が削除されたという。

また、グーグルは削除依頼が多かったウェブページのトップ10も発表。1位は1万件以上の削除依頼があったFacebookで、このほかYouTubeやTwitter、Google +なども上位に含まれており、削除依頼全体の9%が上位10サイトに関するものだったという。

グーグルによれば、同社では法律の専門家やエンジニアなどが参加する社内のグループで削除要請があったリンクを削除するか否かの判断を行っているが、判断が難しいケースについては、幹部グループで検討ならびに投票を通じた決定を下す場合もあるという。

【参照情報】
Google Examined 1.2 Million Links for Removal in Europe - Bloomberg
Google Lists Most Affected ‘Right to Be Forgotten’ Domains - WSJ
Google scours 1.2 million URLs to conform with EU's 'right to be forgotten' - Engadget

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